前立腺がんの予防策「月に21回の射精」は本当?

2017年08月03日 09時00分

 男性特有の前立腺がんの画期的な予防法が確立されるかもしれない。

 ハーバード大学の研究チームが、男性の“ある習慣”が「前立腺がんになるリスクを33%軽減する可能性がある」とこのほど発表した。その習慣とはズバリ、射精だ。

 同研究チームが、欧州泌尿器科学会の学会誌「ヨーロピアン・ウロロジー」に発表したのは約3万2000人の男性を対象に追跡調査を行った結果。セックス・自慰問わず、射精回数の多い男性は、少ない男性に比べて前立腺がんになる確率が低くなる傾向にあることが分かった。

「理想的な射精回数は月21回で、前立腺がんになる確率が最大で33%軽減された」という。

 前立腺がんは近年、日本でも罹患数・死亡数が急増しており、国立がん研究センターの罹患数予測では、男性の場合「2016年中に1位になっている」とみられている。それだけに、男性にとっては人ごとではない。

 がん医療関係者は「前立腺がんにかかる男性患者さんは、男性ホルモンの分泌量が減ってくる40代以上で、年を重ねるごとに増え、65~75歳の年齢層が最も多くなっています。高齢になるにつれて急激に発症率が上がる。40歳になったら検査を受けることをお勧めしています」と語る。

 前立腺がんにかからないための一般的な予防策としてはこれまで、揚げ物の食べ過ぎや酒の飲み過ぎに注意、禁煙、大豆食品やトマトを食べるとよい、睡眠をしっかりとる――などといわれてきた。

 月に21回射精というノルマは、オジサンには少々厳しいかもしれないが、予防策になるのなら、大いに励むしかない!?