働き盛りの“ドラクエ休暇”が物議

2017年07月31日 17時30分

この数日、休みを取ったらドラクエ休暇を疑われる!?

 29日に発売された人気ゲーム「ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて」(スクウェア・エニックス)を巡り、ネット上で物議を醸しているのが“ドラクエ休暇”だ。

 とある企業で部下が「ドラクエをクリアするため」という理由で有給休暇を申請したエピソードが話題に。社長は部下と相談した末に、土日含めて4連休になるよう調整したという。

 有休の取得は労働者の権利として保証されているため「問題ない」という意見が多いが、一部では「ほかにやることないのか」「ゲームのために有休を使うなんて考えられない」といった声も聞かれる。

 ドラクエ休暇を取ろうとする動きは、他の業界でも広まりつつあるが、問題なのは“ドラクエ世代”が働き盛りの30代後半~40代に多いことだ。

 ドラクエは1986年の第1作発売以来、シリーズ累計出荷本数が7100万本に上るモンスターゲーム。前作のドラクエ10から5年ぶりの新作で、熱狂的なファンは10~20代よりも、ファミコン時代から遊んできた30~40代に多い。

「うちの会社でも38歳の上司が8月のお盆休みと有休を合わせて8連休取りやがった。その上司には部下が10人以上いるが、一体どうするつもりなんだろう?」とは大手製薬会社勤務の男性。

 オンライン旅行会社「エクスペディア・ジャパン」による昨年の調査結果によると、日本の有休消化率は50%で、世界28か国でワースト1位。国が推し進める「働き方改革」のなかでも有休消化率の改善は最重要課題の一つだ。

 政界関係者は「有休を取り、外に出掛けることで消費活動を促進するのが狙いだが、ドラクエ休暇では家に引きこもるだけなので、日本経済としてはメリットは少ないかもしれない」と話す。

 今回のドラクエはいわゆる“やりこみ要素”が充実しており、総プレー100時間超えもザラ。ドラクエが日本経済を低迷させるかも!?