籠池夫妻の逮捕秒読みでも「大詰めじゃない」豊中市議が指摘する“キーマン”3人

2017年07月28日 12時00分

両手を合わせ拝むようなポーズで地検に入る諄子氏。右は籠池氏

 学校法人「森友学園」の補助金不正受給などを巡る問題で、同学園の籠池泰典前理事長(64)と妻の諄子氏(60)が27日、大阪地検特捜部の事情聴取に応じた。聴取は午後5時ごろに終わり、2人は大阪府豊中市の自宅に戻った。

 

 正午すぎに自宅を出る際、詰めかけた報道陣を前に籠池氏は「今日はロッキードの田中角栄さんが、東京地検特捜に逮捕された日。そういう縁のある日に私は出向いていくわけですが、一点の曇りもなく、説明できるものは説明したい」と話した。これまでの捜査状況から「このまま逮捕の可能性も?」との問いかけもあったが、無言だった。

 

 大阪地検前に籠池氏らが乗った車が現れたのは約40分後。数十人の報道陣が車を取り囲んだが、車はなぜか地検をスルーした。約30分が過ぎ、籠池氏の支援者とみられる大人と子供数人が地検前に現れ「えんちょうせんせいがんばってください」と書かれた横断幕を広げた直後、籠池夫妻を乗せた車が再び登場。

 

 息子の佳茂氏が運転し、助手席にはハンディーカメラを持った男性の姿。後部座席に籠池夫妻が座っていた。横断幕の前を通過する際、後部座席の窓から顔を出した諄子氏は、両手を合わせ拝むようなポーズをとりながら、地検の地下入り口へと消えた。

 

 結局、この日の逮捕はなく、報道陣は肩透かしを食らった格好となったが、捜査は詰めの段階に来ており、逮捕のXデーは近いとみられている。

 

 森友学園問題の端緒を開いた木村真豊中市議は「籠池氏が事情聴取を受け逮捕されれば、森友学園問題は大詰めなんていわれるが、大詰めなわけない。運営補助の詐欺など特捜の仕事じゃない。捜査すべきは国有地を(格安で)払い下げた近畿財務局、財務省、それから安倍昭恵夫人、小学校建設の認可に関わった松井一郎府知事、私学審議会の梶田会長、吉本私学課長の3人。鍵を握る3人から百条委員会を開いて意見を聞くべきです」と指摘した。