都内在住男性が明かすヒアリ“襲撃”体験「味わったことのない痛み」

2017年07月14日 17時00分

 環境省は13日、東京港で陸揚げされ、100匹超の南米原産の強毒アリ「ヒアリ」が確認されたコンテナを詳しく調べた結果、新たに100匹超の働きアリと、卵や幼虫、さなぎを発見したと明らかにした。女王アリも存在するとみて調べている。

 コンテナは中国と香港を経由し、6月27日に大井埠頭で陸揚げされた。千葉県君津市に陸送され、積み荷を降ろした後、大井埠頭に返却された。

 7月3日、内部を点検していた業者がヒアリを発見。環境省はコンテナ内にほかにも潜んでいるとみて毒入りの餌を設置し、12日から内部を改めて調べていた。

 東京都環境局によると、ヒアリは「公園や農耕地などやや開けた場所に営巣する」という。さらに「極めて攻撃的で、節足動物のほか爬虫類、小型哺乳類をも集団で攻撃し、捕食することで知られる」。

 もしヒアリが日本に定着してしまったら、子供が遊ぶ公園さえ危険で、ゴルフや花見、キャンプやキノコ狩りなどが安心して楽しめなくなる。

 都内在住の男性は、旅行中のベネズエラ中部で、朝の散歩中にヒアリに“襲撃”された。

「ロッジの前の砂利の上でサンダル履きのまま人を待っていると、突然、右足の甲に経験したことのないような激しく鋭く熱い痛みが走ったんです。続けて左足の甲にも同様の痛みが走り、足元を見ると見慣れない赤茶けた2~3ミリほどのアリが数十匹、足の上を“徘徊”しているのを確認しました。すぐさま払いのけたが攻撃性が高いのか、ほかの仲間が再び足を登ろうとしてきたんです」

 同行したレンジャーは「メイビー、ファイヤーアンツ!」と説明したという。

 男性は「私が立っていた砂利の下にヒアリの巣があったんです。痛みは徐々にかゆみへと変わったが、半日もしないうちに足の甲の水ぶくれの中に膿がたまっていた。帰国後、数日間は刺された患部は化膿したままでした。ヒアリに刺されるとヤケドのようと言われてますが、違います。病院にも行かず、薬なしで治りましたが、とにかく味わったことのない種類の痛みでした」と語っている。