真夏日が続き、社会人の男性はジャケットを脱いで、ワイシャツ姿が増えてきた。同時にワイシャツの下のインナー(下着)が透けて見える“透け問題”があるのをご存じだろうか。ユニクロLifeWear「エアリズム」は、亜細亜大学経営学部ホスピタリティ・マネジメント学科の重太みゆき教授ゼミMYKと協力し、街頭で「ビジネスマンの夏の服装印象調査」を実施した。

 調査の結果、ビジネスマンの1044人中、733人、つまり約7割がワイシャツの下のTシャツやタンクトップなど何らかのインナーが透けている状態だったという。

 そして、インナーが透けていない写真と透けている写真を見比べて、どういう印象を持ったか、男女に自由回答してもらう調査を行った。その結果は――。

 透けていると「おじさんっぽい」「やぼったい」「仕事できなさそう」「いつも汗をかいてそう」など、与える印象で損をしてしまうことが明らかになった。一方、透けていないと「イケメン」「気遣いができそう」「エリート」「若々しい」と好印象だそうだ。ちなみに最悪なのは、インナー着用なしで素肌にワイシャツが張り付いた状態で「清潔感がない」「ニオイがしそう」とネガティブコメント多数だった。

 それにしても、汗ジミをつくらないためにインナーを着るのに、透けているだけで、こうもひどい印象を抱かれるとは…。しかし、酷暑にインナーは必須。いったいどうすればいいのか。

 印象行動学者の重太教授は「シンプルな服装になるほど、ちょっとしたことで印象を大きく左右します。パッと見の印象は、バストアップの範囲で決まるので、首元のインナー透けは印象を決定付ける大きなポイントです。白いワイシャツに白いインナーはかえって透けが目立つので、ベージュなど目立たない色を選ぶのがポイントです」と話した。