蓮舫代表 戸籍公表の意向表明も民進党内から「いまさら遅い」の声

2017年07月12日 17時30分

蓮舫氏

 民進党の蓮舫代表(49)は11日に開かれた党執行役員会で、台湾との“二重国籍”問題を巡り、自身の戸籍を近く公表する意向を表明した。党内では「いまさら遅い!」と怒りの声が噴出。その舞台裏では恒例の“お家騒動”が浮き彫りになっている。

 蓮舫氏は昨年9月の民進党の代表選に出馬した際に「17歳の時に父親の出身地である台湾籍の離脱手続きを済ませた」と説明。その後に台湾籍が残っていたことが判明し、大騒動になった。代表就任後の同10月、「国籍選択届」を居住する東京都内の区役所に提出したことを明かしたが、家族のプライバシーを理由に戸籍公開を拒んできたため「証拠が不十分」と批判されていた。

 しかし、民進党は都議選で立候補者23人中、当選5人という最悪の結果に終わる。党内で「蓮舫執行部は責任を取るべきだ!」と大ブーイングが起きていた。

 この日、党執行役員会に出席した国会議員からも「蓮舫代表は二重国籍問題をはっきり説明するべきだ」という厳しい意見が出た。蓮舫氏が一転、自身の戸籍公表を決断するに至った経緯は「日本国籍を選択していた」と公表することで、都議選の敗北で高まる党執行部への不満を和らげる狙いがある。

 だが、ある民進党国会議員は「いまさら遅い。蓮舫氏は、都議選の告示前に戸籍謄本を公開して“二重国籍”問題をスッキリさせていれば、多くの同志が離党せず落選をしないで済んだ」と怒った。

 永田町では、年内にも蓮舫執行部と距離を置く民進党国会議員と、小池百合子都知事(64)に近い若狭勝衆院議員(60)らの“小池新党”が合流する観測が持たれている。

「次の衆院選までに小池新党と合流できたとしても『“元民進党”という肩書がアダになる』と不安な声が出ている。選挙で生き残るには、共産党との連携を模索する蓮舫執行部を総辞職させた方が健全だ」と民進党国会議員は指摘した。