ケータイ着信番号「+675」詐欺横行 高額通話料取られない防衛策とは

2017年07月06日 17時00分

「+675」で始まるパプアニューギニアからの謎の国際電話着信が日本国内で相次いでいることを受け、大手携帯3社が注意を呼びかけている。

 携帯電話に「+675」で始まる国際電話の着信があり、利用者が折り返すと高額な通話料がかかる問題が6月末ごろから頻発。NTTドコモなど大手携帯会社が公式ウェブサイトで「心当たりのない番号への折り返し電話はされないように」と注意を促している。

「+675」は南太平洋の島国・パプアニューギニアからの着信を示しており、利用者がかけ直すとNTTドコモで30秒あたり63~68円、KDDIは65円、ソフトバンクでは249円もの通話料が発生する。

 ツイッターなどSNS上では、パプアニューギニアからの不審な着信があった人たちが「折り返し電話をかけると、女の人の声で『ハロー』と話しかけてきて、英語で一方的に話し続けられた」「女の人が色っぽい声で『アハ~ン』とあえいできた」「ずっと無言で、しばらくしたらガチャッと切られた」などの体験談を多数投稿している。

 パプアニューギニア側には何のメリットがあるのか。「海外の詐欺業者が現地の電話会社と結託し、日本からの折り返しの国際電話の高額な通話料金を山分けしているとされる。同様の被害は欧米でも確認されており、買い取りアプリ『CASH』など、特定のアプリの利用者の電話番号が流出しているともいわれている」と事情通は語る。

 一方、詐欺研究家の野島茂朗氏は「こうした詐欺電話は海外からだけでなく、国内からもかかってくる可能性がある。IP電話を使って、発信者番号を偽装して電話をかけるシステムがあり、20秒ごと○円などの課金電話を番号を偽装して発信し、相手にコールバックさせるタイプのものがある」と指摘する。

 発信者番号を偽装できるIP電話では、警察などの電話番号を表示させることができるため、様々な詐欺の手段に用いられるという。野島氏は「心当たりのない電話番号は折り返さないのが鉄則です」と話している。