生後2か月娘を殺害?した23歳女の評判

2017年07月05日 17時00分

 生後2か月の長女に、劇薬指定された成分を含む血圧降下剤や糖尿病治療薬を飲ませて殺害したとして、警視庁捜査1課は4日、殺人の疑いで母親の田畑幸香(さちか)容疑者(23)を逮捕した。

 昨年12月29日、東京都目黒区の自宅で薬をミルクに混ぜ、長女の織音(しおん)ちゃんに哺乳瓶から飲ませて薬物中毒で殺害した疑い。ミルクを飲ませたことは認めたが、「哺乳瓶の中に錠剤は入れていない」と容疑を否認している。

 織音ちゃんは低出生体重児として生まれ、約2か月間入院して、退院から約1週間後に死亡した。田畑容疑者は両親、妹、長女と5人暮らし。

 母親の友人は「お母さんから『体の弱い赤ちゃんがかわいそうで施設から連れてきた』と聞いた。まさか殺したとは…」と絶句する。

 田畑容疑者への周囲の評判は「優しい女性」で一致していた。「看護師の母親は、がん患者のためのドナーになり、骨髄採取のミスで体調を悪くしちゃった。働けなくなった母親のため、幸香ちゃんは会社を退職して在宅勤務で家を支えた」(前同)

 容疑者が断腸の思いで辞めた仕事は特殊メークだった。

「昔から手先が器用で、映画やドラマで活躍することを夢見ていた。血まみれの死体、肉が切り裂かれた腕、ゾンビなんかを作るのはお手の物。ハロウィーンのときには、自分の頬に特殊メークで口を貼り付けていて、それはそれは気持ちが悪かった。プロの仕事だった」(近隣住民)

 せっかくかなえた夢を家族のため断念したという。田畑容疑者の知人は「幸香はお母さんと血がつながってないんです。だから、赤ちゃんを施設から引き取ったと聞いても『同じ境遇の赤ちゃんを助けた』としか思わなかった。化粧っ気もないし、浮いた話もない。父親の分からない子供をつくるような女性じゃないんだけど…。体の弱い赤ちゃんの将来を悲観して殺してしまったのかな」と困惑した。