父から総額2500万円せびり続けた怠け者息子を逮捕

2017年07月05日 09時00分

 20年以上にわたり父親(72)から総額2500万円に上る金をせびり続けた怠け者息子が御用となった。県迷惑防止条例違反容疑(嫌がらせ行為の反復)で兵庫県警伊丹署に逮捕されたのは住所不定無職の男(40)。容疑を認め「私は働くのが好きじゃありません」と身勝手極まりない供述をしている。

 容疑者はマンガ喫茶などに寝泊まりする住所不定ながら、毎日のように実家の父親に無心をするため“言いなりになるATM”からつかず離れずの距離で生活していたようだ。

 伊丹署は「暴れたり暴力を振るったり勝手に部屋に上がり込むわけでもない。最初のうちは父親も断っていたが、昼夜問わず押しかけては『これが最後』としつこくドアをドンドン叩くので、近所の目も気になって1回3000円~5000円程度渡していたようだ」と説明する。

 逮捕容疑は6月25日~今月2日にかけて連日、父親宅に押し掛けて現金数千円を催促する嫌がらせ行為を繰り返した疑い。20年間の総額は2500万円で、1回の金額を4000円として単純計算すると、推計6250回、1年間に約312回も金をせびり取られてきた父親の積年の不満が爆発したのだろう。2日、「我慢の限界です」と同署に被害届を出した。

「今年4月に父親が伊丹署に相談した際は、口頭で警告しており、『もう父親宅に訪れカネを要求しない』と一筆書かせたがダメだった。警告で被害が収まることも多く、今回のように身内間の金銭トラブルで逮捕者が出るケースは珍しい」(同署)という。

 容疑者は2人兄弟の次男。高校卒業後は定職に就かずニート生活を“満喫”。母親は5年前に他界しており、長男には金銭被害はなかったが、年金生活の父親から平然となけなしの金を搾り取っていた。

 同署も「勤労意欲がないのだから話にならない。身内だからと甘えがあったんだろうが、しっかり働いてほしいよなあ」とあきれていた。