「甘盗」が異名のスイーツ荒らし逮捕 ホウレン草ドロも登場の“盗っ人心理”

2017年03月23日 14時00分

 東京・武蔵野市の税理士事務所に昨年8月に忍び込み、冷凍庫のアイスクリームを勝手に食べ、サンダル1足を盗んだ窃盗容疑で石川県輪島市の無職若島康弘容疑者(51)が21日、逮捕された。捜査員の間で若島容疑者は「シュガー」「甘盗(あまとう)」「窃糖(せっとう)」などの異名をとる有名な“スイーツ荒らし”でもあった。

 若島容疑者が都内や石川県でかかわったとみられる事務所荒らし約40件(被害総額約550万円)のうち15件では、現場に生チョコやプリンなど合計約250点のスイーツが食べ散らかされた状態だった。仕事後の一服のつもりか、大胆にもその場でデザートを平らげていたようだ。

 若島容疑者のような“スイーツ専科”がいるかと思えば、なぜ盗んだのか首をかしげたくなる大量のホウレン草ドロもいた。

 他人の畑からホウレン草200本を鎌で刈り取って盗んでいるところを見つかり、揚げ句に畑の持ち主に鎌を振り上げて「ぶち殺しちゃるぞ」などと脅した事後強盗の疑いで、岡山県倉敷市の無職宗田權八容疑者(74)が先日、逮捕された。

 19日午前4時40分ごろ、自宅から約1キロ離れた面識ない農業を営む男性(73)の畑に侵入し、植わっていたホウレン草約200本(時価1300円相当)を“収穫”し、軽トラックの荷台に積み込んでいたところ「何しよん?」と声をかけられて逆ギレ。

 さっきまでホウレン草を刈っていた鎌を振り上げて威嚇し、男性がひるんだすきにトラックで逃走した。「逮捕されるようなことは一切していない」とシラをきり続けている。

 男性は「以前にもホウレン草が200本くらい盗まれた」と被害を訴えており、同署は余罪を追及する方針。「畑にはほかの野菜も植えられていたが、盗んだのはホウレン草だけ。家で調理して食べたか転売したかはわかっていない」という。大量のホウレン草の行方は一体…。