人気串カツ店 不法就労で書類送検

2017年03月15日 17時00分

「串かつだるま」の動物園前店には社長の等身大人形がある

 外国人留学生らを許可された時間を超えて働かせたとして、大阪府警天王寺署は14日、入管難民法違反(不法就労助長)などの疑いで、人気串カツ店「串かつだるま」の運営会社「一門会」の上山勝也社長(55)ら幹部6人と、法人としての同社を書類送検した。

 送検容疑は2015年9月~16年11月、大阪市内の5店舗で、ベトナムやネパールからの留学生男女17人を雇用。国が定める週28時間を超えて働かせた疑い。

 1929年創業の同店は、俳優・赤井英和(57)がこよなく愛することで知られる。大阪を中心に多店舗展開し、タイや台湾にも進出。地元のみならず観光客にも人気の有名店だ。

 上山氏はマスコミにも多く取り上げられる有名社長。店舗の前には等身大の人形が飾られており、記念撮影を行う観光客の姿も見られる。「ソース二度づけ禁止」のルールを広めたとされ、14年に「消費税増税後の地方経済の状況・課題の確認」の一環として来店した安倍晋三首相(62)にも、レクチャーを行っていた。

 大阪では昨年、同じく地元で知らぬ者のない激安スーパー「スーパー玉出」が、同容疑で書類送検されている。

 串カツ店関係者は「結構忙しいのでスタッフを増やしたいんですけど、アルバイトがメチャクチャ集めにくいんですよ。ウチでもできるだけ日本人のスタッフを集めてはいますけど、外国人にも頼っている。就労時間にはメッチャ気を使ってますね」と話す。インバウンドが好調とあって、押し寄せる来客対応のために、外国人スタッフの手を借りざるを得ないのが背景にあるようだ。

 天王寺署によると、上山氏は「法律に対する認識が甘かった」と容疑を認めているという。