ここまで“進化”したジェネリック家電

2017年03月17日 08時00分

レトロな液晶TV

 ジェネリック家電の日本一を決める「ジェネリック家電大賞」が、今年で4回目を迎えた。これまでジェネリック家電というと、大手メーカーと同等の高性能ながらシンプルで安価な後発製品を思わせるが、13日に都内で行われた授賞式には、低価格、高機能なだけでなく、ハイクオリティーな暮らしが実現できそうな、生活に様々な彩りを加えるアイデア商品が顔を揃えた。新たな生活をスタートさせる新社会人も賢くハイレベルな生活を満喫しよう。

 まず、生活家電部門で注目なのが「空気をキレイにするホットカーペット」(山善)だ。

 洗濯機で丸洗いができないホットカーペットは、ホコリだけでなく汗や生活臭も染み付いてしまう。だが、このカーペットは高級ホテルや車の内装にも使われる住江織物の独自消臭技術で、たばこやペットのにおいを吸着・分解する優れもの。一人暮らしの1畳タイプなら価格も1万円を切る安心の“ジェネリック価格”だ。

 次に食生活の充実に欠かせない調理家電部門で受賞したのが「情熱価格+PLUS 米屋がこだわった三合ジャー炊飯器 “絶品ごはん”」(ドン・キホーテ、7980円)だ。31銘柄の米の炊き分け機能が付いているから実家のお米もスーパーで購入したお米も最高の状態で味わえる。蒸し器も付いているので、1台目の調理家電として重宝しそうだ。

 またジェネリック家電とは思えない超オシャレ家電「20型ハイビジョンLED液晶テレビ」(ドウシシャ)が登場した。液晶ハイビジョンでありながら、見た目はレトロなブラウン管テレビ。つまみも飾りではない。

「ブラウン管部分は収納になっている」というから一人暮らしにもうれしい。価格は7万9800円とジェネリック家電にしては値が張るが「旅館などで薄型テレビが(景観と)浮いているのが目に付くが、このテレビは和室にも洋室にも合う」と担当者も自信を見せる。

 一般社団法人のジェネリック家電推進委員会の近兼拓史代表理事は「今年のラインアップは安い、高性能のほかにもう一つ、機能をプラスしたアイデア商品が目立った。大手メーカーでは需要が見込めるかどうかが先で、こういった冒険がなかなかできない」と指摘。

 もはや「安くていいのは当たり前」が常識のジェネリック家電界では、メーカーがそれぞれ強みを前面に出したアイデア商品を次々と市場に送り出している。

「デート代、スマホ代にお金がかかる新社会人には、衣類のユニクロのように、当たり前にジェネリック家電を取り入れてほしい」と近兼氏。

 大賞はデジタル家電部門の「情熱価格 ジブン専用PC&タブレット」(ドン・キホーテ、1万9800円)が受賞した。