大麻コミュニティーの男女22人逮捕 モデルは豪州の“観光ヒッピー”!?

2016年11月26日 18時00分

 厚労省関東信越厚生局麻薬取締部と神奈川、長野両県警などは25日までに大麻を隠し持っていたとして、大麻取締法違反容疑で長野県内の限界集落や静岡県に住む男女計22人を逮捕した。

 

 22人は長野県内外から過疎対策で移住者を募集していた同県大町市や池田町の限界集落に転居してきた27~64歳の男女。「信州申まつり」と称した音楽イベントを主催するなどしてコミュニティーを形成しながら林業などで生計を立てていた。

 

 逮捕された容疑者の自宅では大麻草が天井につるされ、吸引パイプが室内に散乱するなどしていた。うち9人の自宅などから乾燥大麻計8キロと大麻草7本が押収された。乾燥中の大麻も見つかっており、麻取部は大麻を栽培していたとみて調べている。

 

 大麻所持で逮捕、起訴された元女優の高樹沙耶被告(53)が“ナチュラリスト”を自称し、石垣島で男女共同生活を送っていたのと、今回のケースは酷似している。

 

 逮捕された荒田裕容疑者(48)のフェイスブックには、林業の傍らテントの会社を営んでいた様子が書き込まれていた。高樹被告同様、自然回帰を目指してヒッピー的に暮らす“ナチュラリスト”であることがうかがえる。とはいえ音楽フェスなどで“悪目立ち”すれば麻取部から簡単に目をつけられそうなものだが…。

 

 大麻事情通は「ヒッピームーブメント最大の象徴である“愛と平和と音楽の祭典”ウッドストックが念頭にあるのは明らか。また、オーストラリアのニンビンでは年に1度、大麻の収穫祭が開催されマリフアナを求めて世界中から観光客が集まる。工芸品をフェスの客に売ったりするニンビンの“観光ヒッピー”をモデルケースにしようとした可能性がある」と指摘する。

 

 過疎化対策で人を呼び込んだ市側にとって、大麻集落を作られてはたまったものではない。