「ガルパン」舞台の大洗で「あんこう祭」 戦車やレア装甲車登場し大盛況

2016年11月26日 16時00分

 人気アニメ「ガールズ&パンツァー」(通称・ガルパン)の舞台となっている茨城県大洗町で「あんこう祭」が先日、開催された。今年で20回目となる同イベントには、ガルパンファンが大集結。商店街には“痛車”(漫画やアニメ、ゲームのキャラクターのステッカーやペイントで装飾した車)が並べられる大盛況となった。

 

 ひときわ注目を集めたのはM3ハーフトラックだ。群馬県高崎市在住のK・Tアーツ社長、塚田恭平さん(52)は「この車は、アメリカ軍が第2次世界大戦で使っていた実物の装甲車です。25年くらい放置されていたもので、1年くらい前に手に入れてレストアしました。最初はボロボロで、本当に直るのかっていう感じでした」と語る。

 

 車重は約6トンで走行可能。しかし、ナンバーがついていないので公道を走らせることはできない。

 

「レストア代は、手間代を抜いて400万円といったところでしょうか。初めてエンジンをかけたときは感動しましたね。後ろには、履帯(走行用ベルト)がついていますが、ゴムが巻きつけてあるので、走っても全然うるさくないんです」

 

 M3ハーフトラックは、その前身となるM2ハーフトラックをベースとして、歩兵輸送用に後部兵員室延長と弾薬箱廃止による容積増加が図られた車両で、乗員は13人となっている。M3ハーフトラックは、1万2499両製造され、戦後は、陸上自衛隊にも供与された。現在、日本には5台が残され、動くのは、この1台だけだ。

 

 この日、商店街の駐車場には、実寸大スケールのドイツ空挺戦闘車ヴィーゼル2(実際に走行可能)や、ガルパンにも登場しているⅣ号戦車(日照戦車)など軍事車両がオートバイも含め、11台並べられた。マニアは茨城名物のあんこうを頬張りながら、たまらない一日となった。