韓国・朴大統領と友人の親密すぎる関係

2016年11月02日 17時00分

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領(64)の親友、崔順実(チェ・スンシル)氏(60)の国政介入疑惑で検察は、崔氏が私物化したとされる財団の資金集めに関与していた疑いが持たれている大統領府の安鍾範(アン・ジョンボム)前政策調整首席秘書官(10月30日更迭)を2日に出頭させ、事情聴取する方針だ。

 崔氏はすでに緊急逮捕されているが、具体的な容疑は明らかになっていない。機密文書流出や大統領府高官による便宜供与に関連した内容とみられる。崔氏は容疑を否認しているもようだ。

 韓国メディアは1日までに、崔氏が2018年平昌冬季五輪の関連事業に介入を図り、そのため準備が遅れた疑いがあると報道。崔氏が大統領府職員に送迎され、身元確認なしの「顔パス」状態で大統領府に頻繁に出入りしていたとみられることも判明した。

 1日付の韓国紙「ハンギョレ」によると、崔氏を送迎していたのは柔道選手出身の職員で、朴氏が大統領選候補だった当時から警護を担当。大統領府関係者は、崔氏は閣僚らが使う正門を使っていたとし「閣僚でも出入り証を提示し顔をチェックされるのに、崔氏はフリーパスだった」と語った。

 同紙によると、朴政権発足初期、大統領府の正門を警護する101警備団所属の警察官が「警護室から何の連絡も受けていない。身元を確認させてください」と、何度か崔氏に言ったという。大統領府関係者は「崔氏が激怒し、その結果、14年初めに突然、警護責任者が左遷された」と明かしている。そしてフリーパスとなった。

 さらに韓国メディア「CBSノーカットニュース」は、朴政権初期の13年2月に大統領府本館に高級ベッド3台が納入されたと報じた。本館は公務を行う場所で、朴氏は少し離れた官邸に居住している。秘書などの従業員も別棟に居住。過去の大統領時代にも、本館には大統領自身の休憩用のベッドが1台置かれたことがあるだけ。複数のベッドが置かれたのは異例だという。同ニュースは「なぜ本館に複数のベッドを置いたのかは解明が必要だ」としている。

 崔氏の休憩用にベッドを置いたのか。2人の親密すぎる関係が韓国最大とも言えるスキャンダルを起こすことになった。