原発視察した蓮舫代表に不満の嵐「順序が逆だ」

2016年10月21日 16時45分

 民進党の蓮舫代表(48)は20日、代表就任後初めて福島県を訪問し、東京電力福島第1原発の廃炉作業の現状や、同県いわき市の仮設住宅を視察した。

 視察後、蓮舫氏は原発政策に関し、「再稼働ありきでは国民の理解は得られない。原発に頼らず、新エネルギーで産業や雇用を生む具体的なロードマップを示したい」と“脱原発依存”に向け、道筋を示していく意向を示した。

 蓮舫氏は21日に都議会議員団などを引き連れ、東京五輪の競技会場予定地である海の森水上競技場、オリンピックアクアティクスセンター、有明アリーナなども訪れる。

 しかし、同党の国会議員は「野党4党がTPP承認案を巡り、強行採決に言及した山本有二農水相に辞任要求を叩きつけた日に、なぜ原発の視察なのか。蓮舫代表は次の衆院選で、脱原発を訴えたいのかもしれないが、党内では原発政策がまだまとまっていない。順序が逆だ」と怒りをぶちまける。

 23日投開票の東京10区と福岡6区の衆院補欠選挙でも蓮舫氏と野田佳彦幹事長(59)への対応に不満が広がっている。

「蓮舫代表が福島視察に行っている間、野田幹事長は党公務を入れていなかった。共産、自由、社民の3党は、東京10区候補者の応援に大街宣したのに執行部のミスで肝心の候補者本人が不在だった。蓮舫執行部は次の総選挙に向け、野党共闘に消極的だと露呈した」(民進党関係者)

 蓮舫氏は二重国籍問題でも国籍法違反の状態が25年以上続いていた可能性を指摘されている。

「問題の本質は野党第1党の代表が国民の前でウソをつき続けたこと。同僚たちは二重国籍問題の説明を二転三転させた蓮舫氏をかばってきたが、衆院選に向け、受け皿ができたら離党したいと言いだす議員もいる」(前出の議員)。ダブル補選は敗色濃厚で蓮舫氏への突き上げは激しさを増しそうだ。