男性の8割「経験あり」…尿漏れ対策“座りション”はNG

2016年10月18日 11時00分

 尿漏れに悩む男性は多い。排尿後、パンツにブツをしまい込んだ瞬間に、チョロッと出てしまうアレだ。「ユニ・チャーム」がアンケート調査したところ、何と男性の8割が「尿漏れの経験あり」と答えているというから、ひとごとではない。

 尿漏れというと女性の問題のように思われがちだ。実は女性(尿道の長さ約3センチ)よりも尿道が長い男性(約20センチ)は、尿道に残った少量の尿が後から漏れてしまうことが構造的に起こりやすいという。

 同社の調査では、20~50代の男性の8割以上が「ちょいモレ(軽い尿漏れ)経験あり」と回答。メーカーが男性向けの尿漏れ専用品(尿漏れ吸収パッドや専用下着)を販売しているが、2013年には2・6億円だった市場規模が、16年はすでに14億円に膨れ上がっているのも見逃せない。

 原因は加齢だけでなく、ストレスや“座りション”、男性ホルモンなども影響しているという。

 五本木クリニック(東京・目黒区)の桑満おさむ院長は「男性ホルモンが多いと、前立腺肥大・前立腺炎になりやすく、おしっこをためられず、頻尿になる恐れがある。たまっていない状態で出すので勢いがなく尿道に残りやすい。その結果、排尿後滴下(尿漏れ)につながる可能性があります」と指摘する。

 さらに「座りションをする男性も増えているようですが、排尿後尿滴下という点でいうと言語道断。人間は解剖学的に座っておしっこするようにはできていません。座りションは尿道の中に尿が残りやすくなる。おしっこがハネるなら自分で拭けばいいだけの話です」と桑満院長。

 尿漏れ対策は骨盤底筋トレーニングや、排尿後に陰のうの付け根から尿道の先へ圧迫しながら搾り出す“ミルキング”、立って排尿することが重要。お尻の穴をギュッと10秒間・3回締めるのを朝・昼・夜に行い、肛門括約筋を鍛えるとともに尿道括約筋も鍛えるとよい。それでも気になるなら尿漏れ専用ケア製品を使用すると症状が緩和されるという。