「わさびテロ」の次に韓国が騒ぐ「大阪バスチケット」は本当に差別なのか

2016年10月12日 07時00分

「わさびテロ」のお次に韓国が騒いでいる「バスチケット差別」は本当に差別なのか。韓国YTNテレビなどによると、今年4月、大阪のバス会社が韓国人観光客の高速バスチケットに「キム・チョン」と“卑下する名前”を記名したという。複数の韓国メディアは、「チョンは韓国人を卑下する言葉だ」と大々的に報じている。そんな差別が実際にあるのか?

 韓国メディアが大騒ぎしているのは、同国の観光客が大阪から兵庫・有馬温泉に行く高速バスのチケットを購入しようとしたところ、売り場で侮辱されたのだという。窓口の20代の女性係員に名前を聞かれたある韓国人が「キム」と名字だけ告げたところ、チケットに「キム・チョン」と印字されたと主張している。

 韓国事情に詳しい文筆人の但馬オサム氏は「日本のバス会社が故意に差別用語を使ったとは到底考えられません。この韓国人観光客の本名が公開されていないので詳細はわかりませんが、キム・チョンという名前は韓国では決して珍しくありません」と語る。確かに「キム・チョン」という女優も存在する。

「姓でいうなら、全も鄭もカタカナ表記でチョンとなります。有名なところでは、元韓国大統領の全斗煥(チョン・ドファン)氏がいます。もともと、日本の報道では『ぜん・とかん』と呼ばれていたのを『韓国人の名前の表記は現地発音に忠実に』と要請してきたのは、まさにこの全斗煥政権のときです」(但馬氏)

 今回の騒動はどこかあの“旭日旗騒動”と同じ雰囲気が漂っている。

 2011年のサッカー・アジアカップ日韓戦でゴールを決めたキ・ソンヨン選手が日本人を侮蔑するサルのジェスチャーをやったかどで内外の非難を浴びると「日本側の応援席に旭日旗が振られているのを見て腹が立ってやってしまった」と言い訳した騒動だ。

 但馬氏は「実際、スタンドのどこにも旭日旗がなかったのにもかかわらず、以来、韓国ではキ選手に同情が集まり、“旭日旗=日本軍国主義の象徴”“東洋のハーケンクロイツ”という言いがかりにも等しい旭日旗バッシングが始まったのです」と言う。

 今では、旭日旗に見えるものといえば、スニーカーのデザインやサンドイッチのパッケージにまでイチャモンをつけるありさまとなっている。

「キ選手の旭日旗うんぬんは、ちょうど叱られた子供が顔を真っ赤にして屁理屈を並べては親や先生に食ってかかるようなものでしたが、やがてそれが独り歩きし、『日本はいまだに過去の軍国主義を反省していない』という、トンデモな反日プロパガンダにまで発展していったのです。わさび騒動も今回のチョン騒動も、アメリカを始めとした欧米社会に向けての日本バッシングに利用されることでしょう」と但馬氏は指摘する。