大阪の「市場ずし」難波店が韓国人客にわさび増量のすしを出し、韓国人客のネット投稿で「わさびテロだ」「差別だ」と炎上した騒動が、韓国ではまだまだ拡大している。

 韓国のニュースサイト「ノーカットニュース」はわさびテロに遭ったと自称する被害者にインタビューし、その様子を詳細に報じた。

 同サイトで被害者は「『わさびください』と言ったら、野球ボールの大きさのわさびの塊を出された」「注文したら、店員同士が『犬が、ごはんほしいと言っている』というような話をしていた」と語った。

 日本人ならば、わさびが高価なもので、嫌がらせのために野球ボールほどの量を提供するわけがないと疑問に思うだろう。また、日本人が人に対する悪口で「犬」という言葉を使うだろうか。むしろこういった食べ物に関するいやがらせでは、韓国が本場といっても過言ではない。

 韓国事情に詳しい文筆人の但馬オサム氏は「一部の店でしょうが、日本人観光客に出す料理に唾や痰、雑巾の絞り水を混ぜるなどの行為は珍しくないらしく、韓国の伝言板でも自慢げにそんな報告を書き込む者がいたりします」と言う。

 韓国の人気映画「ナンバー3」には、物語とは関係なく、厨房のコックが日本人客の料理に唾を練り込むシーンが出てくる。チョッパリ(日本人に対する侮蔑語で豚の足の意味)、ケッセキ(犬の子の意味)などの言葉もポンポン飛び交う。

「韓国の映画やドラマでは日本人を侮蔑したり小バカにするシーンが脈絡なく出てきて、観客・視聴者が喝采を送ることなど普通の光景です。私はこれを“反日のパンチラ効果”と呼んでいます。『水戸黄門』で意味もなく由美かおるの入浴シーンがあったりする、パンチラ程度のお色気サービス的な反日シーンという意味です。韓国人にとってパンチラ的反日シーンは日常の中のちょっとしたリフレッシュのもとであり、仲間内で共有することでコミュニケーションの潤滑油の役目も果たしている」(但馬氏)

「日本のすし店はこんなに極悪だ」という悪口がどんどん盛り上がっているのも、パンチラ的反日行動なのだろう。