爆弾騒動に落書き…渋谷で止まらぬ外国人のイタズラ

2016年10月09日 09時00分

道路は封鎖されたが、山手線は止まらなかった

 7日午後1時ごろ、東京・渋谷の駅近くで、爆弾騒ぎが発生。爆発物処理班が出動し、渋谷の“大動脈”が遮断されるなど一時、パニックに陥った。

 

 若者や観光客でごった返す渋谷が物々しい空気に包まれた。宮益坂下交差点近くのみずほ銀行渋谷支店から「外国人の男がスーツケースを店内に放置し、立ち去ろうとしている」と午後0時45分ごろ、渋谷署に通報があった。男は中身を「ボム(爆弾)」と答えたことから一気に深刻な事態に陥った。

 

 爆発物処理班が出動するや、宮益坂下交差点からスクランブル交差点までの道路が緊急封鎖された。渋谷の東と西を結ぶ道がなくなり、やじ馬と道に迷う人などで交差点周辺はごった返した。

 

 さらにクレーン車や対爆スーツ、盾を持った隊員が大挙出動したことから「銀行強盗が入った」「爆弾を持って、立てこもっているらしい」「自爆テロだ」と情報が錯綜した。

 

 結局、スーツケースの中身は爆弾ではなく、衣類やノートパソコンなどが入っていただけ。威力業務妨害容疑で逮捕された男は英国籍のフンジャン・ジャスプリート容疑者(27)。この日の午前9時過ぎごろから行内に居座り続け、身柄拘束後には「安倍首相のナンバー2の指示を受けて置いた」などと意味不明なことを話しているという。

 

 渋谷では先月、センター街にあるビルのシャッターに落書きしたとして、米国人の男4人が器物損壊と建造物損壊容疑で逮捕されていた。

 

 また8月には、ハチ公広場にある観光案内所の旧東急5000系車両(通称青ガエル)にも落書きされた。外国人2人組とみられる犯人はいまだ捕まっていない。

 

 センター街の落書き犯は「渋谷は落書きしてもいい街と聞いた」などと供述しており、渋谷なら何をやっても許されるという誤った風潮が外国人の間で広まっているとの見方もある。今月末には人でごった返すハロウィーンが控えており、同署や渋谷区では対策に向け、頭が痛いところだ。