“剛腕”小沢氏が蓮舫氏に激怒 解散総選挙での共闘に赤信号

2016年10月05日 17時30分

会見した小沢氏(左)と山本氏

“剛腕”小沢一郎衆院議員(74)が、民進党の蓮舫代表(48)と首相経験を持つ野田佳彦幹事長(59)の優柔不断な野党統一候補者プランに激怒した。

 永田町では「安倍晋三首相が、年末年始に解散・総選挙に打って出るのではないか?」という観測が広がっている。

 小沢氏は4日の両院議員総会で、現在の「生活の党と山本太郎となかまたち」という党名や組織体制を見直し、来週公表する方向で検討を進めていることを発表した。

「先週、山本太郎さんと会談した。このまま総選挙に漫然と挑むのではなく、抜本的に党の体制を新たにしようという結論に達した。解党だとか、ほかの野党を巻き込むとかではありません。総選挙は(小)選挙区に野党統一候補を擁立して戦いたい。(生活は)リニューアルして再スタートする」と説明した。
 しかし“天下分け目の総選挙”の前哨戦、衆院東京10区と福岡6区の補欠選挙(11日告示、23日投開票)に暗雲が垂れ込めている。

 蓮舫氏と野田氏は永田町に解散風が吹き始めると即座に野党候補者の一本化の調整を始めた。

 ところが、これは補選限定の野党4党(民進、共産、生活、社民)共闘プラン。野田氏は「(総選挙で野党連携を)考えていない」と会見で言及していた。

「野田さんが補選限定でしか統一候補を立てないと発言した? まだその話は聞いていない。野党が補選だけで統一候補者を立てて戦ったところであとがないし、意味がありませんよ」と小沢氏は激怒した。

 総選挙で野党統一候補プランに“赤信号”が点滅した状況に、ほかの野党議員からは「蓮舫氏は安倍首相の解散に“受けて立つ”と威勢のいい発言をした。しかし、民進党だけで戦えるのか」と小沢氏に同調する声が聞こえた。

「もともと蓮舫氏と野田氏は、先月の代表選でも共産、生活、社民との選挙連携を見直す意向を示していた。しかし、代表選で蓮舫氏を支援した旧社会党グループは、枝野幸男氏の幹事長留任を蓮舫氏がほごにしたことを理由に離反した」(同野党議員)

 小沢氏は“蓮舫氏&野田氏”が総選挙で野党連携に関心を示さない姿勢にどう対応するのか。