「嫌韓テロ」ではない…わさび大増量したすし店の言い分

2016年10月04日 15時00分

 大阪・ミナミのすし店「市場ずし 難波店」で、外国人客にすしを提供する際、通常より多くのわさびを入れていたとして運営会社「藤井食品」が2日、謝罪した。

 同すし店では、約1~2年前から中国人や韓国人客に対し、通常の2倍程度の量のわさびを入れたすしを提供していた。このことが外国人客への嫌がらせや差別ではないかと、インターネット上で炎上した。

 相次ぐ批判を受け、運営会社はホームページで「海外から来られたお客様から、ガリやわさびの増量の要望が非常に多いため、事前確認なしにサービスとして提供したことが、わさびなどが苦手なお客様に対して不愉快な思いをさせてしまう結果となってしまいました」と謝罪した。

 同店の店長は「外国の方が来たら『ワサビ、ワサビ』とおっしゃるので、自然に量が増えていきました。嫌がらせではありません」。同店では今後、わさびとすしを別々に提供し、各自が好きな量を乗せられる形を取るという。

 同すし店は「わさび爆弾」「わさびテロ」などとも言われ、主に韓国のインターネット上で以前から話題になっていた。わさびがシャリからはみ出すほど乗せられた写真も多数投稿されている。

 ネット事情通は「外国人客がわさび大増量をお願いした上で、ウケ狙いでその写真をネットにアップしたものが、韓国のネットに転載されて『嫌韓テロ』などと批判的になったパターンもありましたね」と語る。

 ミナミのあるすし店店員は「ここ2年ほどで中・韓の外国人客の方が増えたんですが、確かに異常なくらいのわさび好きは多いです。大量のわさびをしょう油にといてクリーム状にして刺し身に付けて食べたり、わさびを別注して、シャリの上に山盛り乗せて食べたり」と話す。

 ちなみに韓国の刺し身専門店では、タイなど白身はコチジャン(とうがらし入りの調味料)をつけて、生のスライスにんにくを乗せて、エゴマの葉で包んで食べる。マグロなどの赤身は、練りわさびをたっぷり溶かしたわさびじょうゆで食べる。

 その上で「店側がお客様の了承なしにわさびを増やすのはどうかと思うし、炎上してからすしとわさびを別々に提供するというのは対応が遅すぎるのでは。飲食店では、クレームをつける隙をいかに作らないかが大事なんです」と指摘した。