小池都知事 “天敵”と雪解けムードも視線はバラバラ

2016年09月28日 11時00分

 小池百合子東京都知事(64)が27日、都庁内保育所「とちょう保育園」(都議会議事堂1階)の開所式に出席した。

 小池氏は「流行語に『待機児童』が選ばれるのではないか」と話し、それだけ重要課題だと説明。同保育園を問題解決のモデルケースにしたいと意気込んだ。

 開所式には川井重勇議長(68)も同席。川井氏といえば、小池氏が知事就任のあいさつに出向いた際、報道陣から求められたツーショットの記念撮影を拒否したほどの“小池嫌い”で知られる。

 先に会場に姿を見せた川井氏はにこやかだったが、小池氏が登場すると一転して厳しい表情に。それでも、会釈すら無視することがあった川井氏は、小池氏に会釈。式典中には小池氏の方に頭を傾け、話しかけているような瞬間もあった。保育園の運営業者代表のあいさつでは、2人揃って代表の襟の乱れを指摘する息の合った場面まで。都議会開会を前に“雪解けムード”かと思われた。

 ところが、保育園内の視察では2人一緒に説明を受けているようで、それぞれが別のものを見ているといった状況。小池氏は「住みつきたいかも」と保育園の環境の良さに顔をほころばせたが、川井氏との間には厚い壁があるようだ。

 とちょう保育園は定員48人で、半分を地域住民、残り半分を都職員と近隣企業の児童で利用する計画。小池氏は「都庁におこしの方も一時保育の利用ができる。おもてなしの一環。シンボル事業にしたい」とPRに努めた。

 小池氏が都議と対決する決戦の都議会は、いよいよ28日に幕を開ける。