ドイツは拒否!韓国が慰安婦像の設置を押しつける意図とは

2016年09月27日 06時30分

 旧日本軍の従軍慰安婦問題を象徴する少女像の設置計画を進めていたドイツ南西部フライブルク市は、25日までに少女像の設置断念を決めた。設置を持ち掛けた姉妹都市の韓国・水原市に、断念する意向を伝えた。フライブルク市に対しては、同じく姉妹都市の愛媛県松山市が「設置されれば交流に支障が出る」として、反対の意向を伝えていた。慰安婦問題を関係のない国にまで押し付ける韓国の意図は何なのか。専門家が解説する。

 水原市の市民団体関係者によると、今月7日に75団体が集まって約6000万ウォン(約550万円)を目標にした募金活動の発足式が開かれた。関係者は「日本政府と右翼に妨害された」と主張した。

 また、福井県福井市は24日、東村新一市長の韓国・水原市訪問を中止したと発表した。水原市は友好都市。東村市長は10月7~9日の訪問を予定していたが、日韓関係悪化の懸念があることを中止の理由に挙げた。福井市は水原市に文書で通知。

 この中で少女像の設置提案により「両市の市民感情や交流に影響を及ぼす可能性がある」と、遺憾の意を表明した。

 韓国の元慰安婦支援団体によると、少女像は韓国内の40か所前後のほか、国外では米国、カナダ、オーストラリアの3か国計4か所にある。

 昨年末、慰安婦問題に関する日韓合意が締結されたにもかかわらず、韓国はいまだ慰安婦像を世界中の都市に建立しようと躍起になっている。

「ヤクザと妓生が作った大韓民国」のインタビュー・構成を担当した但馬オサム氏はこう語る。

「慰安婦像設置を推進している挺対協などのグループは、日韓合意はあくまで国と国の約束事であり、民間である市民団体はその干渉を受けないという立場で、韓国政府も半ばそれを黙認です。さらには、日本は(慰安婦支援財団に拠出した)10億円のはした金で歴史を隠蔽しようとしているなどとして、慰安婦像を建てることが正義だと言わんばかりに大衆をたき付けています。既にもう、手段が目的化している様相すらあります」

 それにしても、なぜドイツなのか。

「ドイツは言うまでもなく日本と同じく第2次大戦の敗戦国。大日本帝国=東洋のナチスという印象戦略に余念のない韓国にとって、ドイツは過去の過ちを反省しているが、日本は反省もせず慰安婦問題をうやむやにしようとしている、というアピールを狙ったものでもあるわけです」

 そもそも、日韓合意で慰安婦問題は「最終かつ不可逆的に」決着したはず。それでもなぜ慰安婦像を建てるのか。

「言うまでもなく、一連の慰安婦騒動の糸を引いているのが挺対協ですが、この団体、北朝鮮の工作機関であることは公然の秘密です。北朝鮮にすれば、慰安婦問題で日韓関係が危うくなるのは願ってもないこと」(同)

 また、慰安婦像は女子挺身隊という名目で強制連行された14歳の朝鮮人少女がモデルといわれている。「北朝鮮拉致問題の象徴である横田めぐみさんと同じ14歳に設定することで、拉致問題自体を相対化させるのも狙いなのです」と但馬氏。

 かねて但馬氏が主張してきたように、中国や北朝鮮の反日が政治的なものであるのに対して、韓国の反日はいわば宗教的なものだ。

「反日教という国民宗教と言っていいでしょう。あの像は土俗信仰的な呪像の役目も担っています」

 華僑は世界中に散らばり、根を下ろした土地にチャイナタウンを形成し、必ず商売繁盛の神様、あるいは漢族の守護神として関帝廟が建てられる。ちなみに関帝とは三国志の英雄のひとり関羽を神格化したものだ。

 但馬氏は「韓国人も世界各国に移住しながら、その土地に慰安婦像を建てるのです。慰安婦像信仰は、先祖の土地を離れた韓国人が民族の血を確認するための民族宗教行為なのです。ユダヤ人がどの国の国籍を取ろうと、ユダヤ教の律法に従うことでユダヤ人であるように、世界中の韓国系ニューカマーもまた反日教のもと、一つにまとまるのです」と指摘する。

 韓国人にとっての慰安婦像は、仏像や神像のようなものなのだろうか。