政治塾設立発表の小池都知事「パラ五輪出張」に疑問の声

2016年09月16日 18時00分

小池氏は精力的に仕事をしまくっている

 小池百合子東京都知事(64)が15日に小池政治塾の設立を表明した。同日、ブラジル・リオデジャネイロで現地時間18日に行われるパラリンピックの閉会式に出席するためやって来た羽田空港で記者団に明かした。小池氏の帰国は21日だが、留守中も問題は山積している。

 小池氏は「多くの方々が都知事選で政治について関心が高まったとか、都知事選で政治に興味がなかった人が関心がうんと増したとか、いろいろ学びたいという声を受けて、政治塾を立ち上げようと思います。詳細は帰りましたらお伝えしたい」と説明。

 政治塾といえば橋下徹前大阪市長(47)の維新政治塾が思い浮かぶ。来年の都議選に向けて、同志を発掘・育成する意向があることは間違いない。

 さらに、豊洲市場の“盛り土問題”も待ったなし。小池氏はリオ滞在中も報告を受け、指示を飛ばすという。

 政治塾となれば小池氏が講師になるわけで準備は大変だ。豊洲問題は底なしの状況で落としどころは見当たらない。ほかにも選挙中から訴えていた待機児童問題や高齢化社会への対応など都政の課題はいっぱい。だからこそ今回のリオ出張に疑問の声も上がる。

 永田町関係者は「リオは五輪で行ったわけだし、今回は副知事でもよかったのではないか。パフォーマンスのつもりかもしれないが、都知事の一番の仕事は来年度の予算編成だ。ここで小池色を出せるかどうかで、小池氏の言う東京大改革ができるかどうか分かる。限りある時間を予算編成に使った方がいい」と指摘した。

 これは橋下氏もツイッターなどで訴えていること。首長にとってそれだけ予算編成は大事。おろそかになってしまうことが不安視されている。

 小池氏は「(リオでやることは引き継ぎイベントや現地視察など)盛りだくさん。いい出張にしたい」とやる気はマンマンだ。不安が的中しなければいいが。