蓮舫氏 “二重国籍疑惑”で苦しい弁明

2016年09月09日 07時00分

本紙らの質問に答えた蓮舫氏

 民進党代表選挙(15日投開票)に立候補した蓮舫代表代行(48)、前原誠司元外相(54)、玉木雄一郎国対副委員長(47)の3人が7日、党本部で本紙などのインタビューに応じた。代表選の大きな関心は、蓮舫氏に持ち上がった中華民国(台湾)との“二重国籍疑惑”となってしまっている。当初「私は日本人です!」と釈明した蓮舫氏だったが、その後、過去に雑誌で「私は台湾籍」と答えていたことが新たに判明。党内から「代表選に与える悪影響は大きい」と心配の声が上がるのも当然だ。

 今年3月に結党された民進党初の代表選は、激しい政策論争が行われている。そんな中、蓮舫氏の“二重国籍疑惑”が浮上したことで、党員・サポーターの間で「なぜこの時期にスキャンダルが出るのか」と動揺が広がっている。

 2番手で猛追する前原氏や玉木氏は、蓮舫氏の“二重国籍疑惑”が、党員・サポーターに与える悪影響をこう話す。

 前原氏は「蓮舫さんは華があるし、発信力もある。今まで実績を積み重ねてきた。少なくとも日本国籍を持っておられると確認できているからこそ、国会議員としてやられておりますので、台湾籍の問題については蓮舫さんが真摯に説明すると思っている。(党員・サポーターへの悪影響は)ないように…と望みますね。蓮舫さんのことが(投票の)判断基準となるのは、代表選の趣旨ではありません。しかし、早く沈静化してもらいたいですね」と訴えた。

 玉木氏も「蓮舫さんが説明する話です。代表選は、それ以外の政策論争や民進党のこれから進むべきあり方などに時間を割きたい。蓮舫さんの国籍の問題については別途、ご本人なり党本部で必要ならば事実関係を確認するなりやればいい」と話した。

 渦中の蓮舫氏は、神妙な表情で取材の場に姿を現した。“二重国籍疑惑”について何度も「私は日本人です」と釈明を繰り返したが、投票する党員・サポーターに与える悪影響について、肝心の本人はこう語る。

「政策論争でしっかり議論するのが代表選なのでこうした一部の報道があるのは、本当に党員・サポーターのみなさま方に“ごめん”という思いがあります。ただ、一方で、私は昭和60年から国籍選択の宣言をして台湾籍を抜き、日本人です。私は日本が好きで愛して、生まれ育った日本のために働きたいと思って国会議員に3回手を挙げて選んでもらったわけなので、しっかり説明させていただけたらなと思っています」

 代表選の期間中に説明責任を果たせるのかという質問にも「はい。聞かれたらしっかり答えます」と答えた。

 ところが、蓮舫氏は1997年に発売の雑誌「クレア」(文芸春秋)のインタビューの中で「自分の国籍は台湾なんですが、父のいた大陸というものを一度この目で見てみたい」などと、発言していたことが新たに発覚した。

 これに蓮舫氏は「多分、編集の過程で『だった』という部分は省かれてしまった」と、なんとも苦しい釈明をした。現在、蓮舫氏は台湾籍を放棄する手続きを行っている。

「籍を放棄した書類等の確認をしているが、いかんせん、31年前のことで(台湾側から)時間がかかるというような対応をいただいた」としているが、晴れて新代表の座を射止められるか。