民進新代表本命の蓮舫氏に“上から目線”の不安

2016年09月03日 15時00分

 民進党代表選(15日投開票)が2日に告示され、蓮舫代表代行(48)、前原誠司元外相(54)、玉木雄一郎国対副委員長(47)の3人によって争われる。本命はやはり蓮舫氏であるが、党内からは上から目線を心配する声が上がっている。

 

 この日、3人は党本部と日本記者クラブでそれぞれ記者会見を行った。前者でアベノミクスに対抗できる経済政策が話題になると、前原氏は「結果的にマエハラノミクスと言われればいい」と、アベノミクスに取って代わりたいと宣言。玉木氏も「タマキノミクスを出したい。1つは子供国債だ」と追随した。

 

 そんな2人をよそに蓮舫氏は「私は“ナントカミクス”という考え方はもう死語に近いと思う」とピシャリ。また、玉木氏が名刺やホームページに民進党と表示していないことを問われ、「更新が遅れている。名刺は米国議員のマネをした」と苦しい釈明をすると、蓮舫氏は思わず笑ってしまった。

 

 日本記者クラブの会見では、玉木氏がほかの2人に「私は田舎(香川県大川郡寒川町=現さぬき市)の出で、田んぼに囲まれて育った。地方をどう元気にするつもりか聞きたい」と質問。蓮舫氏は「何度も玉木さんの地元に呼んでいただきありがとうございます。緑が豊かな地域ですよね」と切り出した。

 

 何げないやりとりに見えるが、民進党関係者は「蓮舫氏は選挙では応援弁士として引っ張りだこ。人当たりが良く見えますが、『私が応援したおかげで当選したんでしょ』と言いかねない性格なんですよね」と冷や汗をかく。見る人が見れば、玉木氏へのけん制にも聞こえるというのだ。

 

 投開票日まで、全国で演説会を行う。本命だからこそ蓮舫氏本人が思いもよらぬ言葉の受け取られ方をされかねない。