【埼玉・河川敷遺体】井上さん殺害した少年が所属するギャング団の正体

2016年08月28日 09時00分

 埼玉県東松山市の河川敷で井上翼さん(16)を殺害したとして、県警に殺人容疑で逮捕された少年5人は遊び仲間だった。捜査関係者や知人によると、同じ中学の同級生や兄弟のつながりもあった。逮捕容疑は22日ごろ、東松山市下唐子の都幾川(ときがわ)河川敷で井上さんを殺害した疑い。死因は溺死だった。

 

 捜査関係者によると、逮捕された5人全員が暴行に加わり、井上さんは川に頭を沈められて殺害されたとみられることが判明。16歳と17歳の年長者2人が、集団暴行を主導したとみて捜査している。5人の中には、中学3年生3人が含まれていた。東松山市の15歳と14歳の男子生徒は同じ中学。同県川越市の男子生徒(15)は野球部に所属していたが、最近は学校にあまり姿を見せなかったとの証言がある。

 

 17歳と16歳の無職少年2人は、東松山市で出身中学が同じ。ともにサッカー部に所属していた。最近は「カラーギャング」と呼ばれ、同じ色の服を着て集まる少年グループのメンバーだったという。グループ名は「パズル」。メンバーには2人が在籍した中学の卒業生が多く、赤い作業着を着て十数人が駅前でたむろしたり、他の若者をにらみつけたりする姿が見られていた。

 

 パズルのツイッターでは「日本一のギャングだから。チーム人数400人だから文句あるやつら冗談抜きでいつでもこいよ」と書いている。さらに「チームカラーが赤。どこの族でもヤクザでも戦争なら歓迎」と物騒だ。地元関係者は「年長者2人と井上さんが知り合ったのは、遺体が見つかる6日前の8月17日でした。井上さんはこの少年らにバイクのガソリン代などの金銭を要求されていた。19日には井上さんは根性焼きをされたり、ボコボコに殴られたり、少年のうちの1人の家に泊めさせられることになったよう。パズルはガキばかりで、歯止め役のリーダーが不在だったのだろう」と話している。