夜の中学校に侵入し残り物で一杯…不届きな「給食ドロ教員」が懲戒処分

2016年08月17日 17時00分

 神戸市教育委員会は16日までに、夜間中学へ侵入し、残り物の給食を食べたとして建造物侵入と窃盗容疑で書類送検されていた市立特別支援学校の男性教諭(54)を停職3か月の懲戒処分にした。

 この“給食ドロ”教諭は今年2月27日午前8時半ごろ、前任校の兵庫中学校北分校に合鍵を使って侵入。前日の給食をアテに“酒盛り”していたが、500ミリリットルの缶ビール2本目に差しかかったところを、出勤してきた教頭と鉢合わせした。

 市教育委によると「2人は面識がなく、職員室に知らない男がいたので教頭は大変驚いたようです。『何してるんや!』と聞いても明確な返事がなかった。意識は飛んでいなかったので、身分証を提示させて神戸市の教員だと確認してその場は帰した」という。

 その後の聞き取りに対して「勤務当時から余った給食がもったいないと思い食べていた。13年に異動した後も、給食を食べるために4~5回侵入した」と認めている。

 夜間中学の給食は全日制の中学とは別の業者に業務委託しており、銀トレーに配膳するいわゆる“給食”ではなく仕出し弁当風だという。

「現任校とは業者が違うため献立を把握していたとは考えにくい。(犯行日の)土曜日朝は夜間中学では出勤する職員は多くないので狙ったのかもしれない」(市教育委)

 同校の鈴木茂士校長は「本校は戦時中に勉学できなかったご高齢の生徒や、日本語がまだ不自由な外国人の若者など上は80代から下は30代まで様々な生徒がいる。仕事などいろんな都合で急に授業に参加できない学生がおり、どうしてもその分の弁当が余ってしまう」と夜間中学の給食事情を話した。

 忍び込んでまでして、食べ続けた“給食”はそれほどの絶品だったのだろうか。