米国に恐怖の“ゴム人間”

2012年11月26日 10時50分

 米国の若者の間で「スレンダーマン」なる新都市伝説が流行している。文字通り、スレンダーな男の怪人が写真に写りこむのだ。

 身長は180センチから3メートル以上とさまざまで、体はとにかく細く、顔がのっぺらぼうのようにはっきりしない。両手が自由に伸び、ターゲットとなる人間に執拗につきまとう。ビジネススーツを着ていて、背中に触手が複数ついている。テレポーテーションが可能。

 この怪人につきまとわれると鼻血が止まらなくなる「スレンダー病」にかかる。森に連れ込み、人間を殺す。

 米国人ライターは「日本のツチノコのように、米国でビッグフットはスーパースター。そして、相変わらずビリーバー(信奉者)が多いUFO。そんな中で、スレンダーマンは去年から出てきた都市伝説ですが、ネット社会なので若者の間で爆発的に広がっています。日本の口裂け女ブームのような感じでしょうか」と指摘する。スレンダーマンらしき写真をネットにアップすれば、その人はネット上でスターになれるという状況だ。

 オカルトに詳しい作家の山口敏太郎氏は「ビジネススーツの怪人という部分は、現代米国人の隣人への不審感を表しており、モンスターらしくない人間のような容姿は、幽霊的なものより人間が一番怖いという現代の風潮を表していると思われます」とみている。

 日本では身体がゴムのようで人間のような服装と姿をした都市伝説怪人・ゴム人間が群衆の中に紛れ込んでいるという伝説が広がった(本紙既報)が「そのゴム人間とも似ている存在でしょう。米国人も日本人も、人間が群れている都会の中に“魔物”を感じているんでしょう」(山口氏)と分析している。