【障害者殺傷】「神のお告げ」で殺人を正当化? 植松容疑者のありえない言い分 

2016年07月28日 17時00分

送検される植松容疑者を乗せた車両

 神奈川県相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で障害者ばかりを狙って戦後最悪規模の大量殺傷に及んだ植松聖容疑者(26)。本人のものと思われるツイッターには自らが認めた人間以外は認めないという“選民思想”と受け取れる書き込みがあったことは昨報したが、実は3月、行きつけの理容室の店長に「神のお告げ」を明かしたという。

 植松容疑者は26日未明に「津久井やまゆり園」を襲撃。犯行直後には自らを美化するような書き込みをインターネット上で行い、ほかにも7月に入ってから老人や肥満者の存在を否定するような投稿をしていた。学生時代に教育実習を行っていたころから障害者を侮蔑する発言をしていたといい、犯行の数年前からこうした思想を持っていたとみられる。

 ゆがんだ思想が具体的な行動に表れるようになったのは、やまゆり園で働くようになってからだ。

 2012年12月に非常勤職員として働き始め、翌13年4月に常勤職員になってからは、同施設の入居者の手の甲に落書きをしたり扱いが雑だと施設から注意されるなど、徐々にその凶暴性が障害者へ向けられ始めた。

 そして今年2月14、15日に「障害者を安楽死させる」という内容の手紙を衆議院議長公邸に持参し、18日には「重度障害者を殺す」と発言。施設側と衝突して自主退職した。

 その後、植松容疑者は精神保健福祉法に基づき措置入院し、3月に退院。直後に訪れた行きつけの理容室店長に突拍子もない話を真剣にしたのだという。

「それまで『人助けの仕事がしたい』と言っていたのに、『意思疎通ができない障害者は生きていてもしょうがない』と言っていた。急にどうしたのかと聞いたら、『最近、神のお告げがあった』とマジマジと話していた」(理容室店長)

 今回の凶行の裏には、もともと持っていたゆがんだ“選民思想”だけでなく、自らを正当化するために“神の使い”になった気でいたようだ。