【都知事選】小池氏 鳥越陣営の失策に乗じ地元の巣鴨で票の総取り狙い

2016年07月25日 16時00分

巣鴨の有権者にお願いする小池氏(右)

 東京都知事選(31日投開票)でラストサンデーとなった24日、小池百合子元防衛相(64)が東京・巣鴨で2回も演説を行った。“おばあちゃんの原宿”と呼ばれる巣鴨だけに、同年代の鳥越俊太郎氏(76)の支持が厚いかと思いきや…。

 小池氏が演説したのは巣鴨駅前と地蔵通り商店街。「地蔵通りでは無電柱化が進んでいる。都知事としてネクタイの次は電柱を引っこ抜きます」と自身がけん引したクールビズに引っ掛けてアピールした。無電柱化も小池氏の持論である。

 もともと巣鴨がある豊島区は、小池氏が衆院議員として地盤にしていた東京10区。応援には高野之夫豊島区長(78)だけでなく、地元の商店街関係者も大挙して訪れ、エールを送った。

 18日には鳥越氏が歌手の森進一(68)を連れて、地蔵通り商店街へ。しかし、森の紹介だけで自身はわずか40秒しか演説しなかったために集まった聴衆からブーイングを受けていた。鳥越氏は小池氏の本拠地でやらかしていたわけだ。

 陣営関係者は「40秒演説は知っています。ひどかったらしいですね。(小池氏が)1日で2回も巣鴨でやるのは、鳥越氏を意識したつもりはありません。お祭りに合わせた作戦ですね」と明かした。「4」のつく日は商店街で縁日がある。地元だからこそ知っていることだ。

 また、高野区長は「どの候補も巣鴨に来るけど、巣鴨といえば小池、小池といえば巣鴨」と地元の政治家は小池氏だと支援表明。鳥越陣営の失策もあり、巣鴨票の総取りを狙う。

 一方の鳥越氏はこの日、無党派層が見込める新宿ホコ天で演説会を敢行。スローガンの「住んでよし、働いてよし、環境によし」に「学んでよし」を付け加えたが、最も歓声が集まったのは「非核都市宣言」だった。各報道機関の情勢調査では小池氏が先行し、増田寛也元総務相(64)と鳥越氏が追う展開で、巣鴨票が意外に大きく左右するかもしれない。