【都知事選】多様な政策掲げる小池氏 増田氏側は批判への火消しに躍起

2016年07月19日 16時30分

 大手メディア各社の東京都知事選(31日)情勢調査で序盤戦の一歩リードが報じられた小池百合子氏(64)は18日、恵比寿駅前や品川駅前などで街頭演説を行った。

 この日は鳥越俊太郎氏(76)に関して直接言及することはなかったものの、具体的な政策のなさを指摘される鳥越氏との差異をはっきりすべく、様々なビジョンを説明。待機児童問題への取り組みや東京五輪関連予算の見直しから、災害対策としての電柱の地中化、都市農業の推進、空室を利用した介護従事者への住環境補助など、多様な政策を掲げた。

 矛先は、自民・公明の推薦を受けて出馬した前岩手県知事で元総務相の増田寛也氏(64)にも向けられた。

「都政にはクリエイティビティーを持った人が必要で、それをプロの事務方が法律に落とし込んでいくもの。プロの中に事務方のプロが交ざってどうするのか。そもそも東京の税金を全国に使っていた人がそれを改めてというのはどうなのか」

 増田氏については、3期12年務めた県知事時代に県の負債を倍増させたことやファーストクラス利用、年間100日以上の出張ざんまいと舛添前都知事と似たりよったりの過去が掘り返されている。この日は銀座や新宿で街頭演説。応援に入った議員らは“火消し”に躍起となった。

 著書「東京消滅―介護破綻と地方移住」がヤリ玉に挙がっていることを受けて、石原伸晃都連会長(59)は「この本は東京が悪いと書いた本ではないんです!」。菅原一秀衆院議員(54)も「岩手に70億円の借金があった時に就任し、新幹線延伸や県立大学開校で負担が大きくなった。だが1兆4000億円まで膨らんだ借金をその後7年で返済したんですよ。借金を増やしたことばっかり報じられている」とボヤいた。

 3連休を利用して東京観光していた岩手・北上市役所の男性職員は「増田さんは実務家として素晴らしい。企業城下町の北上に東芝の工場を持ってくる時に『県はこうバックアップする』というのを知事自らイニシアチブを取ってスピーディーに対応してくれた」と語った。