【北海道・置き去り】男児の父が会見「今まで以上に愛情を注ぎたい」

2016年06月03日 13時38分

会見する父親の田野岡貴之さん

 北海道南部・七飯町の林道に5月28日夕方に置き去りにされて以降行方が分からなくなり、3日朝に無事で発見された北海道北斗市の小学2年、田野岡大和くん(7)の父親・貴之さん(44)が大和くんとの対面後に会見し、「この度は私の行き過ぎた行動で学校の関係者や捜索に当たってくださった皆様に御迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」と時折、涙声になりながら頭を下げた。

 

「捜索に当たってくださったみなさまには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。本当に今日までありがとうございました。これからは息子に対してもっともっと愛情を込めて、今まで以上に息子の成長を見守っていきたいと思います」

 

 そう語った貴之さんは「息子にとてもつらい思いをさせて『お父さん本当にごめんな』とまず言いました。で、息子は『ウン』とうなずいて『お父さん』と声をかけてくれました」と、やり取りを明かした。

 

 連日の大規模な捜索でも手がかりがつかめず、2日に関係機関による合同捜索本部が解散。一夜明けた3日の午前7時50分ごろ、大和くんは置き去り現場から約8キロ離れた陸上自衛隊駒ケ岳演習場(鹿部町)にある小屋で隊員に見つけられた。

 

 9時すぎ、ヘリコプター搬送で函館市内の病院へ。病院関係者によると「軽度の脱水症状と低栄養状態で手足にすり傷があるが、会話もできるし元気ですよ。今は栄養と水分の点滴をして経過をみている」という。

 

 大和くんは姉と両親の一家4人で鹿部町の公園に出かけ、川遊びをした後に行方不明になった。貴之さんは当初、山菜採りの最中にはぐれたと説明。後に、公園で人や車に石を投げたことに対する「しつけ」の意味で林道に置き去りにし、5分後に戻ったらいなくなっていたと話していた。

 

 貴之さんは、しつけで置き去りにしてしまったことに対しては「愛情を込めて育ててきました。今回、確かにこのようなことになるとは思っておらず、本当に行き過ぎた行動だったと思う。まさかこうなるとは思っていませんでした。私としては息子のために対応したんですけど、やっぱり行き過ぎだったと思っています」と反省を込めて話した。

 

 捜索が続けられたこの6日間を振り返って「毎日多くの方に捜索にご協力いただいていて、かなりの広範囲を捜索しても見つからない状況で、なんとか息子が無事でいてくれるということだけを祈っておりました」と明かした。