園田競馬厩務員が馬券購入で逮捕

2016年04月16日 11時06分

 兵庫県警尼崎東署は15日、競馬法違反(馬券購入)容疑で、園田競馬場所属の厩務員、小原正伸(こはら・まさのぶ=50、山本和之厩舎)を逮捕した。昨年12月、ネット投票で地方競馬の馬券を計5万8100円分購入した疑い。尼崎東署によると所属厩舎の競走馬が出走したレースの馬券も複数含まれていた。

 

 今年1月に兵庫県競馬組合事業部や尼崎東署に匿名の電話があり、名指しで小原容疑者がネットで地方競馬の馬券を購入しているとの通報があった。組合側は小原容疑者及び管理する山本和之調教師に事実確認を行ったが同容疑者は購入を否定し、ネット情報開示同意書への署名も拒否した。


 直後に尼崎東署からも小原容疑者についての問い合わせがあり、組合は全面的に捜査に協力していた。


 兵庫県競馬組合では競馬法違反の不祥事は初めて。組合の米沢康隆副管理者は「捜査結果を踏まえ、厳正に処分するとともに、公正な競馬開催に取り組む」と話した。今後は捜査の進展を見守ることになる。


 園田競馬場に限らず、最近の馬券売り上げは競馬場本場での売り上げよりも、ネット投票が占めるシェアが圧倒的に多い。主催者は公正確保に躍起だが、個人情報保護の観点から踏み込みにくい問題でもある。


 とはいえ昨年12月、ばんえい競馬でも騎手と厩務員によるネットを使った馬券購入が発覚したばかり。


 こういった不祥事が活気を取り戻してきた地方競馬に水を差さなければいいが…。地方競馬関係者は一層襟を正す必要がありそうだ。