水道料金の値上げがソープランドを直撃

2016年04月03日 10時00分

 いよいよ値上げの4月だ。アイスクリーム、医療費、たばこ代などいろいろなものが値上がりしたのは、周知の通り。実は、それら以外にも近年は水道料金の値上げラッシュが全国各地で起きている。地方では人口減少により現行の料金体系ではやっていけなくなったのだ。水は生活に必要不可欠なものだけに影響は大きい。しかも、ソープランドの未来をも左右しかねないというから聞き捨てならない。専門家は「店舗型風俗には大ダメージ!!」と指摘。世の男たちの“性”活はどうなる?



 水道料金は全国平均では、この20年で約2割アップしたといわれている。節約のため、風呂の残り湯で洗濯する家庭も多くなったが、そうもいかないのが水が欠かせない業種だ。


 銭湯やクリーニング店、豆腐店、スイミングスクールなど。あるクリーニング店の店主からも「もともと景気が悪いとお客さんは自宅洗いが多くなるところに、水道代値上げは死活問題。仕方なくお客さんの料金に上乗せせざるを得なくなる。長年のお客さんを失いかねない」との悲鳴が上がっている。


 地方自治体の関係者は「人口減少の影響で今までの水道料金ではやっていけないところが増えてきた。特に地方では次々と値上げをしています」と話す。


 人口が減るということは、水道料金を払う人が減るということ。よって値上げをしないと経営が成り立たないというわけだ。また、水道管など老朽化した設備を新しくするのにも莫大な費用がかかる。値上げをした自治体は人口減少に苦しむ地方に集中している。中でも注目なのは滋賀県の大津市だ。


 3月下旬に大津市水道事業経営検討委員会が、経営健全化のために「水道料金を平均で2割引き上げるべき」と答申を出した。市議会への提案を経て、いずれ値上げになることは避けられそうもない。


「これは大変なことですよ!」と憤るのは、風俗情報誌「俺の旅」(ミリオン出版)の生駒明編集長だ。


「大津といえば雄琴という全国的にも有名なソープランド街があります。ソープは大量の水を使うので、水道料金の値上げは死活問題です」


 ソープは特殊浴場というだけあって、水を使ってナンボ。浴槽にお湯をなみなみと張らなければならないし、そこはケチって節約できるものでもない。


「雄琴にソープができたのは昭和40年代のこと。北陸でソープを経営していた人が、水の安さと土地の安さに目をつけて、雄琴に進出したんです。水は琵琶湖という天然の水源がありますからね。それなのに水の値上げなんて意味なくなっちゃうじゃないですか」(生駒氏)


 人口減少は全国的な問題で、大津市に限らず多くの地方自治体が水道料金の値上げにかじを切り始めている。つまり、滋賀・雄琴だけではなく、水が欠かせない全国の風俗にも大きな影響が出てくるのは必至なのだ。


「ソープもヘルスも店舗型風俗は大ダメージを受けますね。水道料金の値上げは、プレー料金に転嫁させざるを得ないでしょう。デリヘルだって、使用するホテルが水道料金の値上げ分だけ休憩料金を引き上げるかもしれない。役人も政治家も、なんとか知恵を出して、水道料金を上げなくても済むようにできないものですかね」(生駒氏)


 これまでもいろんなものが値上がりしてきた。原発事故以降は電気代も値上がりした。過去に原油価格が高騰したときは、東京・吉原のソープランドでもプレー料金が値上げされた。消費税が5%から8%に上がり、さらに来年は10%になる日もくる。“性”活が豊かになるのはいつなのか。