今度はタクシー不正利用 NHKは不祥事のデパート?

2016年01月18日 10時00分

 NHKは15日、一部で報道されたNHKさいたま放送局の職員がタクシーを不正に私的利用していた問題を受けて、内部調査で事実と判明したことを認めたうえで、「事実関係を精査したうえで、厳正に対処していく」とコメントを発表した。


 内部調査では複数人に問題が発覚。そのうち1人の男性局員は、タクシー運転手と口裏を合わせてタクシーチケットの利用日時や場所などを偽って記載し、100万円を超える不正利用をしていたという。


 NHK関係者は「同じような不正をしている人は1人や2人ではないはず。今回、報じられた職員は不正利用の額が大きかったため見せしめにされたようだ」と内情を明かす。この男性職員に対する処分は発表されていないが、「3か月間の謹慎と減俸60分の1になりそうだと聞いている」と話す。


 NHKグループ内では昨年12月にNHK子会社であるNHKアイテックの40代の男性職員2人が、ペーパーカンパニーに難視聴工事を発注して約2億円を受領する不正が発覚。今月に入ってからも同社では50代の副部長が架空発注などを行い、約500万円を着服していたことが明らかになったばかりだった。


 今回の内部調査は今後マスコミに対して厳しくなる国税局の監査を見越して事前に行われたものだったというが、前出のNHK関係者は「いざやってみたらNHK本体も子会社からもボロボロ不正が出てきてしまった。まじめに働く職員たちは、みんな『情けない…』と嘆いていますよ」と、心情を吐露した。


 10日にはNHK東京アナウンス室に所属する30代の男性アナウンサーが危険ドラッグの所持で逮捕されたばかり。相次ぐ不祥事に籾井勝人会長(72)は「何回も重ねておわびを申し上げたい」と話していたが、もはや何回おわびされたところで解決する問題ではない。