中国闇市の「パンダ肉」どんな味?

2012年10月19日 11時00分

 有史以前、人間はパンダを食べていた――中国の研究者が地元紙を通じて世界に向け公表したから大変。「あんな愛らしいパンダになんてことを!!」と欧米で大々的に報じられている。だが、実は今でも「カネ持ちの間で話題の“幻の超高級食材”は、1キロ1000万円するパンダ肉の刺し身」という、ショッキングな情報をキャッチした。

 中国国宝級の希少動物にして、世界中で愛されているジャイアントパンダが、食用動物とされていた時期があったと発表したのは、中国南西部・四川省の重慶市にある「重慶三峡古人類研究所」のウェイ・グアンビャオ所長だ。

 同研究所が「重慶モーニングポスト」紙に明かしたところによると、発掘したジャイアントパンダの化石を調べた結果、人間が使う道具によって殴られたり、切られたりして死んだ痕跡が見つかったという。1万~100万年前とみられ、当時の人間は必要のない動物殺生はしなかったことから、パンダが食用に供されていたとの判断に至った。AP通信が伝えた。

 WWF(世界自然保護基金)ジャパンのウェブサイトによると、現在ジャイアントパンダは約1600頭が生息。絶滅の危機が叫ばれ、保護すべき動物とされている。だが、多数が繁殖していた時期もあったという。パンダを殺す武器は、石や棒に始まり、やりなどに“進化”していった。

 原始時代とはいえ、人間がパンダを食べていたというのはショッキングな話。欧米メディアもこぞって伝えている。

 ところが、ある中国人ジャーナリストは「ごくごく一部のカネ持ちの間で伝えられている超高級食材といえば、パンダの刺し身です。パンダは闇のマーケットで1キロ1000万円で取引されるそう。究極の格差社会で超カネ持ちの奇食家から需要があるとのことです」と語る。

 中国には相手国との関係を深めるためにパンダを贈るという“パンダ外交”という言葉があるほど、パンダは国の宝。そのため、保護区では警備員付きで管理され、一頭でも行方不明になると、大捜索が繰り広げられる。そんな中、中国マフィアはパンダを盗む。捕まったら死刑になるという命懸けでのパンダ狩りが行われるようだ。

「中国の一人っ子政策下、戸籍に載せていない子供、いわゆる黒孩子(ヘイハイズ)が中国マフィアに鉄砲玉として使われ、パンダ狩りにも駆り出されているそうです」(同)

 それこそ命がけで手にする超高級食材であるパンダの肉とは、いったいどんな味なのか。

「パンダはクマの仲間で雑食とはいえ、笹や竹を基本とした草食が基本。そのため、その肉は脂肪が少なく、すがすがしい香りがするという。自然界で敵はいないため、ほとんど動かず、ゴロゴロしており、少ないとはいえ脂肪が肉にサシとして入り柔らかい。マンボウやマグロの赤身のような感じらしい」(同)

 食べたものの持っていた力を自分に取り入れるという中国人の考え方からすると、国の宝であり象徴であるパンダの名誉と尊敬を受ける力を、取り込もうとする意味もあるようだ。
 およそ14億いるという中国人。パンダを「超高級食材」としか思ってない者がいても、少しも不思議ではない。