また落選 村上春樹氏に“中国の呪い”?

2012年10月15日 11時00分

 ノーベル文学賞の最有力候補とされた作家の村上春樹氏(63)が今年も受賞を逃した。スウェーデンアカデミーは11日、2012年度のノーベル文学賞を中国の作家・莫言氏(57)に授与すると発表。またもや落選の憂き目に遭った村上氏には“中国の呪い”が指摘されている。ある文芸編集者はこう言う。

「村上さんは中国と深い因縁があるんです。村上さんの父親は日中戦争で中国に行ったんですが、そこでの出来事が心の傷になったらしい。幼いころ村上さんはそれを聞かされショックを受けた。その話を取材したオランダ人ジャーナリストが米誌『ニューヨーカー』に載せて話題になったことがあります」

 戦場での出来事の具体的内容までは村上氏の記憶にない。ただ、そのトラウマは人生を左右するほどで、中華料理も食べられず、出版関係者の間で父親の中国話がタブーになったという。尖閣問題で日中の緊張が高まっている今「村上さんは中国と再び同じことが起きてほしくないと人一倍願っているのではないでしょうか」と同編集者。

 今回のノーベル賞でも英国のブックメーカーの人気で1位が村上氏、2位が莫言氏と日中の争いだっただけに意識したに違いない。「村上さんは今回ばかりは落選してホッとしているかも」(同編集者)
 ホッとしているといえば、「村上氏本命」と騒いだテレビ局も同様だという。村上氏は公の場に出ることを極端に嫌い、テレビ出演も絶対NG。しかも、過去にこんなことが…。

 2009年、イスラエル最高の文学賞「エルサレム賞」の授賞式に、村上氏はイスラエルまで出向いて出席した。当時激化していたパレスチナ・ガザ地区への攻撃を猛批判するためだった。さらに昨年6月に、スペインの「カタルーニャ国際賞」授賞式にも出席したが、こちらでは東日本大震災に触れ、日本の原発を徹底口撃した。もしノーベル賞を受賞していたら、全世界の人々が注目する授賞式でどんな“政治的発言”をするかわからない。テレビ局が胸をなで下ろしているのも納得か。