児ポ法違反で「写真袋」社長逮捕 アプリ運営者側が初摘発のワケ

2015年11月07日 09時00分

 画像や動画の共有アプリ「写真袋」で児童ポルノ画像などの公開を手助けしたとして、警視庁と京都府警は5日までに、児童買春・ポルノ禁止法違反(公然陳列)ほう助の疑いで、アプリの運営会社「AIRCAST」(東京都千代田区)の社長大野光明容疑者(55)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年3月、写真袋で投稿者が児童ポルノ画像などを公開しているのを知りながら放置し、公然陳列を手助けした疑い。「理解できません」と容疑を否認しているという。

 警視庁によると、共有アプリの運営者側を同法違反容疑で摘発するのは初。同様のアプリをめぐっては、小遣い目当ての未成年者によるとみられる児童ポルノ画像の投稿が相次いでおり、少女らがトラブルに巻き込まれるケースも出ている。

 写真袋は、投稿者が合言葉と呼ばれるパスワードを設定し、画像などを無料または有料で公開できる。

 IT関係者は「ネットで少女と大人がエロ画像を売買する場合、写真袋は単なる画像をためておく倉庫です。売買の入り口となるのは、ツイッターなどのSNSや、2ちゃんねるなどの大手掲示板です」と明かす。

 ツイッターには「写真袋販売用垢」などのアカウントがあり、そこには「写真袋販売してます。詳しいことはDMからお願いします」という少女側の書き込みがある。

「ツイッターを入り口に連絡を取り合い、買う側がアマゾンのギフト券などのプリペイド型電子マネーをメールし、売る側が写真袋の合言葉をメールすることで売買成立。画像を手に入れた者はその画像を写真袋にアップロードし、合言葉を掲示板などに掲載し、児ポ愛好家が見ることができるようにするのです」(同)

 一度、大人が手に入れた少女の画像は転載を繰り返され、永遠にネット上に残ってしまう。