今年も受賞者「0」 韓国に蔓延する“ノーベル症”の元凶は?

2015年10月14日 07時00分

 スウェーデンの王立科学アカデミーは12日、2015年のノーベル経済学賞を米プリンストン大学のアンガス・ディートン教授(69)に授与すると発表した。授賞理由は消費行動と貧困の関係の分析。これでノーベル賞ウイークが終わった。日本人2人が自然科学分野で受賞したが、比べて韓国人の受賞者が「ゼロ」だったことで、同国内では、またまた恒例の“ノーベル症”が発症・蔓延している。その理由を専門家が分析すると――。

 大村智・北里大特別栄誉教授(80)が医学生理学賞を受賞し、梶田隆章・東大宇宙線研究所長(56)が物理学賞を受賞。日本は大盛り上がりだった。

 一方、韓国メディアは「なぜ賞を取れないのか」を特集し、「自然科学分野で日本人は21人、韓国は0人」として、日本との比較論を繰り広げている。韓国のSNSでも、日本の教育システムや基礎研究との比較が議論されている。韓国人自体、この時期特有のノーベル賞への盛り上がりを“ノーベル症”とやゆしている。

「韓国呪術と反日」などの著作がある文筆人の但馬オサム氏はこう語る。

「ノーベル賞を取るような科学者はオンリーワンの存在です。ところが、韓国ではノーベル賞はナンバーワンの称号だと思っている。つまり、1等賞です。1等賞を取るにはどうしたらいいか、日本が1等賞をまた取ったようだが、どのような勉強をすれば1等賞を取れるのか…そんなことばかり考えている。ノーベル賞受賞者を教授に招いてノーベル賞を取るための教育をしている。もはやノーベル賞が目標となっています。こういう思い違いに気が付かないことには、永遠にノーベル賞は無理でしょう」

 ノーベル賞は狙って取ることができるものではない。あくまで独自の研究を進め、人類に多大な貢献をした結果だ。マニュアルがあるわけではなく、前人未到の道を進まなければならないため、その過程では多くの失敗がつきものだ。

「韓国人の価値観では、失敗か成功しかありません。多くのノーベル賞受賞者は、研究の過程で何百何千回という失敗を繰り返してきました。あるいは失敗の中から偉大な発見があったりします」(同)

 また韓国人に「公(おおやけ)の精神」が欠如していることも関係しているという。

「公とは何のことかといえば、会うこともない不特定多数の人々を想像する力だと思います。決して褒められることはない、名前も知られないかもしれない、でも不特定多数の人に喜んでもらえればそれでいい、そういう思いが技術を進歩させていくのです。ところが韓国の場合、いつも誰かを想定します。人より褒められたい、偉く見られたい、威張りたい。そして多くの場合、韓国人が想定する“人”とは、『日本』になります。日本より偉く見せたい、あるいは日本を何かの形で見下したい」と但馬氏。

 但馬氏はそれを“韓国の鏡よ鏡症候群”と呼んでいるという。

「韓国はあたかも白雪姫の継母のように常に鏡に問うのです。『鏡よ鏡、アジアで一番の先進国はどこ?』『アジアで一番GDPの高い国はどこ?』『アジアで一番ノーベル受賞者がいる国はどこ?』。まずは、こんな不毛な鏡の前の独り言をやめ、われはわれ(オンリーワン)に目覚めることが先決ではないでしょうか」と指摘する。

 授賞式は、12月10日にストックホルムとオスロ(平和賞のみ)で開かれる。