おかしい「南京大虐殺」記憶遺産登録 ユネスコへの拠出金凍結せよ

2015年10月13日 09時00分

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に中国が申請した南京大虐殺の資料が登録された問題は、日本に大きな衝撃を与えた。


 南京大虐殺記念館の朱成山館長は「南京大虐殺は中国人の記憶から世界、人類全体の記憶になった」と大喜び。中国は対日外交に有利なカードを手にした形だが、中国問題の専門家で拓殖大客員教授の石平氏は憤りを隠せない様子でこう語る。


「中国は自分たちのアピールが受け入れられたことを盾にして、国際社会に訴えてくるでしょう。それにしても私は、ユネスコの品性を疑いますね」


 文書には、中国が日本軍関係者を裁いた南京軍事法廷の判決書類が含まれる。この判決では被害者が30万人以上とされており、中国側が主張する被害者数の根拠となっている。日本政府は中国の公式見解を認めていない。


「30万人なんてありえない数字。確認や調査といった努力を放棄し、中国の一方的な訴えをうのみにするのはユネスコが中国に買収されたか、良心が全くないかどちらかでしょう」(石平氏)


 外務省はこれまでも、中国に登録申請の撤回を要求してきたが、当然聞く耳は持たれなかった。


 同省はユネスコと中国を批判する態度を見せているが、石平氏は、政府はユネスコに対する年間約54億円もの拠出金を即刻凍結すべきと指摘する。


「ユネスコへの拠出金は国民の税金が支払われているわけで、私もいち納税者として憤りを感じます。なぜ、自分たちが出したお金で自分たちの名誉を傷つけるようなことになるのか。こうなってしまった以上、政府は絶対に拠出金を凍結しないといけません。もうユネスコはいっそのこと中国の所属機関になったらいいんじゃないですか。現に片棒に成り下がってしまったわけですから」


 今月末には日中韓の首脳会談が予定されているが、今回の事態を受けて、日中関係に影響が出るのは必至だ。