東京五輪・パラリンピック組織委員会の高橋治之元理事が大会スポンサーの紳士服大手「AOKIホールディングス」から多額の資金を受け取っていた問題で、東京地検特捜部は17日に高橋元理事を受託収賄、AOKIホールディングスの青木拡憲前会長らを贈賄の疑いで逮捕した。

 これを受けてAOKIホールディングスは同社のホームページ上で「当社元役員及び執行役員の逮捕について」と題する文書を発表した。

 同社は「本日、当社元代表取締役会長青木拡憲、元代表取締役副会長青木寶久及び専務執行役員上田雄久が、贈賄の容疑で東京地方検察庁に逮捕されました。当社は、これまで東京地方検察庁による捜査に協力してまいりましたところ、本件事態を厳粛に受け止めており、引き続き、当局の捜査に全面的に協力してまいります。なお、本件の内容等に関するコメントにつきましては、捜査中につき差し控えさせていただきます」とした上で「当社グループのお客様ならびに関係するすべての皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしますこと心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。