甘利前幹事長が安倍元首相〝追悼スピーチ〟予定で炎上 「本人が断れば収束する」の声

2022年07月28日 18時22分

甘利前幹事長
甘利前幹事長

 来月の臨時国会で行われる安倍昭恵氏夫人(60)が死去した安倍晋三元首相の追悼演説を甘利明前幹事長に指名した騒動の混乱が続いている。

 衆院議院運営委員会は28日の理事会で、政府が8月3日に召集すると伝えた臨時国会のスケジュールをめぐり協議した。

 与党側は会期を同5日までの3日間とした上で最終日に安倍氏の追悼演説を実施すると提案。これに立憲民主党をはじめとした野党各党は、政府がまず安倍氏国葬の法的根拠などについて説明すべきだと主張し、折り合わなかった。

「首相経験者が亡くなった場合、野党第一党の代表クラスが追悼演説を行うのが慣例になっています。政府は遺族の意向で指名した方(甘利氏)で安倍氏の追悼演説会を正式に行うならば、その説明も求められます」(立民関係者)

 一方、自民党内からも甘利氏が安倍氏の追悼演説会を行うことに反発の声が上がっている。その原因の一つが、甘利氏が自身のメールマガジンで安倍派(清和会)について「誰一人、力もカリスマ性もない」と指摘した点だ。

 自民党関係者は「安倍元総理総裁が残した〝安倍派〟を甘利氏にバカにされたと受け止められています。特に安倍派議員が猛反発しており、甘利氏でなく岸田文雄首相、麻生太郎氏、安倍政権で長期に渡り官房長官を務めた菅義偉前首相が適任だとする意見が出ています。この問題は甘利氏が断れば、騒動が収束に向かうはずですよ」と語った。

 政府は安倍氏の追悼演説会を甘利氏で調整中と発表したことで引くに引けない状況となっている。

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