〝パパ活疑惑〟で自民党を離党した吉川赳衆院議員(40)が15日、ブログを更新し、18歳女性との飲酒やパパ活疑惑について、釈明。疑惑を報じた週刊誌には提訴する方針を明らかにした。
 
 吉川氏は参院選前の先月、18歳の女子大生と飲酒し、ホテルに滞在し、現金4万円を渡したパパ活疑惑が「週刊ポスト」で報じられ、すぐさま自民党を離党。その後、雲隠れしていた。
 
 この件で、一切説明をしてこなかった吉川氏だが、この日ブログを更新。

「世間をお騒がせしていたしましたこと、ひとえに我が身の不徳の致すところであり、心からお詫び申し上げます」としたうえで、説明しなかったのは「私自身の問題でありますのに、あたかも党の問題のように取り上げられ、また、様々な政治的思惑から利用され、そしてマスコミが沸騰することにより参議院選挙にさえ影響を及ぼすことが容易に想像されました」と参院選が終わるまで沈黙していたという。

 その上で吉川氏は女性に対し、18歳と認識していなかったと釈明。「女性から『大学一年生』や『18歳』という発言はありましたが、『そういう設定で働いているのだな』と理解し、飲酒を制止もせずにいた」

 また、パパ活のお手当てとされた4万円についても「素人の方が個人的なお付き合いをすることの対価としてお支払いしたものではなく、クラブに勤務される方の欠勤に対する給与相当額の補填としてお支払いしたもの」と説明した。

 吉川氏の怒りの矛先は週刊ポストの報道・取材方法に向けられ、飲食した焼肉店は完全個室で、「会話を録音することができるのは、同席していた女性以外にはあり得ない構造」「女性は、週刊ポストとの間で予め打合せして録音の準備をした上で焼肉屋に赴き、録音を実行し、その内容を週刊ポストに提供したもの」といわばハメられたとの主張した。

 訴訟提起の考えを示した吉川氏は「私が地位に連綿しているからではないことをどうかご理解いただきたく思います(中略)疑義が解消された暁には、身の処し方について速やかに判断させていただく所存です」と当面は議員辞職はしない考えだ。