参院選(7月10日投開票)で自民党から東京選挙区(改選数6)に出馬している元ビーチバレーボール五輪日本代表の朝日健太郎氏が、〝トップ当選〟の期待をかけられている。

 同選挙区は現職の朝日氏、元「おニャン子クラブ」メンバーで自民党候補の生稲晃子氏、立憲民主党候補の蓮舫氏が一歩リード。菅義偉前首相からの応援を受ける朝日氏は、幅広い世代層に支持を浸透させている。

 一方、蓮舫氏は過去2回の改選でいずれも100万票超のトップ当選。今回も知名度を生かした戦いを繰り広げ、トップ当選を死守するかにも注目が集まる。

 朝日氏は30日、精力的に都内で街宣活動を行い、再選に向けて支持を訴えた。

「私は6年間、防災・天災などの対策や政策に関わってきた。故郷は熊本です。アスリートだった私がなぜ政治家を志したのか。2016年の熊本大地震で両親や友達、バレーボール監督も被災したからです。復旧の重要性を痛感しました。東京は首都直下型地震に備えてまだまだ耐震化をしなければいけません」

 参院選中盤戦に入り、選挙戦は残り10日間となった。蓮舫氏を追い越してトップ当選する自信はあるのか。

 朝日氏は「まだまだ勝利に届いていません。今日、この声が届いているみなさんから力を貸していただきたいです」と謙虚に語った。