参院選(7月10日投開票)が22日公示され、自民党の世耕弘成参院幹事長(59)が、大阪選挙区(改選数4)から立候補した松川るい氏(51)の応援のため、大阪市のあべのキューズモール前に駆けつけた。

 衆院選の大阪選挙区では、維新・公明の前に全小選挙区で敗れた自民。参院選では同じ轍は踏むまいと、世耕氏が早々と応援入り。マイクを握ると「自分の地元の和歌山を放ったらかして、応援にやってまいりました。それくらい参議院自民党にとって最重要候補者とご理解いただきたい」と支援を訴えた。

 元外務官僚で防衛大臣政務官も務めた松川氏は「外交と防衛は両輪。国民の命、領土、領海、領空、主権を1ミクロンたりとも譲りません」と話し、憲法改正を主張した。

 同じ場所では、れいわ新選組の八幡愛氏も第一声を予定しておりバッティングする場面も。自民が先に街宣を行い、八幡氏が世耕氏や松川氏の演説に聞き入るという光景も見られた。

 世耕氏は演説の最後、「れいわ新選組の方、お待たせして申し訳ない。ご健闘をお祈りしております」と〝大人の対応〟でエールを送っていた。