自民党の河野太郎広報本部長(59)は21日、東京・新橋で開かれた今夏の参院選東京選挙区(改選6)から立候補するロンドン五輪ビーチバレー男子日本代表の朝日健太郎氏の街頭演説会に参加した。

 朝日氏はこの6年間、国土交通行政に携わりながら昨年の東京五輪・パラリンピック開催では裏方として活躍し参院選で改選を迎える。

 河野氏は「朝日氏は2メートルに足りない身長199センチ。私が174センチですから横に並ぶと25センチの差があります。隣からでも見上げるように感じていますが、これまで政治家・朝日健太郎として頑張ってきました」と強調し、再選への支持を訴えた。

 河野氏は菅内閣で内閣特命担当大臣として朝日氏と連携した防災、規制改革、新型コロナウイルスのデルタ株が流行した時期にはワクチン接種などに全力で取り組んだ功績を持つ。

 ところで自民党は参院選公約集のなかで「感染症対策と社会・経済活動の両立で〝国民の命と暮らし〟を守る」と掲げたが、未知の変異株にどう対応するのか。

 河野氏は「この秋、初めて変異株対応のワクチンが世の中に出てきます。いま流行している変異株に対する効果は、これまでのワクチンよりも強くなるはずです」と話した上で今後についてこう明かした。

「早ければ来年の秋にインフルエンザのワクチンとコロナワクチンの混合ワクチンが世の中に出てくるはずです。そうなったら、インフルエンザワクチンを打ちにいくと、インフルエンザとコロナが一緒に入っている。1シーズンに一回打てば、シーズンを乗り切れることが出来るようになる。みんなこれを目指して開発を進めています」

 自民党は同選挙区で朝日氏と元「おニャン子クラブ」メンバーで女優の生稲晃子氏のダブル当選を目指して参院選をスタートする。