「報道ステーション」(テレビ朝日系)の党首討論で発言を封じられたとして、NHK党の立花孝志党首(54)が20日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見し、テレ朝と番組MCを務めた大越健介キャスター(60)に約10万円の損害賠償請求の訴えを同日起こした。

「(退席した時は)とてもじゃなく冷静に話をできる雰囲気じゃなかった」と振り返った立花氏。

 問題となったのは、参院選へ向けた国政政党9党による16日放送の「報ステ」内での党首討論。立花氏はテレ朝側から事前に「テーマから逸脱する発言があった場合はしかるべき対応を取る」と通告され、生放送内でそのやりとりを暴露。大越氏は「今の発言は認められません」と発言を遮り、立花氏は自ら、退席していた。

 立花氏の代理人主任弁護士を務める福永活也氏は「報ステ内の立花党首の発言の打ち切りで、表現の自由および政治活動の自由を侵害するものとして損害賠償訴訟を提起した」と話した。