自民党の吉川赳衆院議員(40)は10日深夜、発売中の「週刊ポスト」で18歳の女子学生に飲酒をすすめていたと報じられたことなどを受け、離党届を提出した。

 吉川氏は岸田文雄首相が会長を務める岸田派(宏池会)に所属。同誌の報道を確認した後、出処進退を含めた対応を行うと伝えられていた。

 自民党関係者によると、吉川氏はこの日深夜、茂木敏充幹事長に連絡を入れて「大変お騒がせをし、党にもご迷惑をおかけした。自民党を離党したい」と申し入れを行った。
 これを受けて自民党は離党に関する手続きを済ませた上で吉川氏の離党届を受理したという。

 今回、刑事事件に発展しかねない吉川氏の〝パパ活〟スキャンダルをめぐっては、派閥トップの岸田首相が「まずは本人が事実はどうなのかを説明することが大事だ」と異例のコメントを発表していた。

 参院選を目前にした党内からも「説明責任を果たすべきだ。早く対応したほうがいい」と厳しい声が上がっていた。